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« 火炎山 | メイン | タクラマカン砂漠の砂 »

2007年7月11日 (水)

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遙かな旅路を経た天の珠

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 一昨日、天山、タクラマカン砂漠を巡るシルクロードの旅から戻ってきた。

 2週間あまりで、5000km以上を車で走り、3000m以上の標高差を越えて、気温変化も10℃~52℃、 ユーラシア大陸ど真ん中の自然はダイナミックで、変化に富み、たくさんの刺激を与えてくれた。

 総集編は後にお送りすることにして、これから数回にわたって、この旅にまつわるエピソードを紹介してみたい。

 まず、写真のブレスレットだが、これはチベットで魔除けとして珍重される「天珠」 という装飾された瑪瑙の珠をブレスレットにしたもの。模様によって魔除け、財福などを表す物だが、チベットでは、 ふつうこの珠を一つ用いて装飾品にする。

 タクラマカンを巡るシルクロードでは、インドを起点にして仏教が東へ伝えられていったが、 仏教の流れの一つはインドからヒマラヤを回り込んで、チベットへと伝えられ、 ここで独自の密教であるチベット仏教(ラマ教)として完成された。

 さらにチベット仏教は、正統派の仏教が東へ向かったのに対して、北上するルートをとって、チベット=青蔵高原から青海、 タクラマカンを経てモンゴルへ達する。そのため、今でもこのルート上でチベット仏教と出会った遊牧民たちの間で、ごく一部だが、 その信仰が伝えられている。

 天珠は、チベット仏教における重要な呪具なのだが、北へと伝えられる中で、遊牧民たちの装飾=デザイン感覚によって、 珠を繋ぐこのようなブレスレットの形となった。

 世界の屋根チベットから、青海高原、灼熱のタクラマカン砂漠を越えてチベット仏教の思想とともにもたらされた天珠は、 その遍歴ゆえに、また貴重であるがゆえに、本場のものよりも珍重されている。

 今回は、そんな遊牧民たちの天珠と出会い、いくつか譲ってもらってきた。

 チベットに発して、中央アジアにもたらされ、そして今度は海を越えて日本に届いた「幸運の天珠」。 ぼくは装飾品を身につけることはあまり好きではなかったが、この天珠はなぜか、自分の腕にいい感じにしっくりと収まった。

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**天然石に素朴な装飾がされた天珠は、一つ一つの「手作り感」が、       また可愛らしい**

 

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コメント

おかえりなさい! 
レポート楽しみにしています。

遅まきながら、ただいま!!
気がついたら写真を1000カット以上撮っていて、その整理だけでもたいへんです(笑)

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