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2008年8月 4日 (月曜日)

豪雨の思い出

[ 03.関東・甲信越, d.道, z.その他, 著者:滝野沢優子]

 梅雨明けしたというのに、雨続きの毎日で各地で豪雨による水の事故が相次いでいます。そうしたニュースを聞くたびに、私は10年前のできごとを思い出してしまいます。

 10年前、1998年の8月末、当時私が住んでいた那須高原一帯が豪雨に見舞われました。1週間ほど降り続いた雨の総雨量は1200mm、那珂川に架かる国道4号線の橋も流され、那須地域は東京方面へのアクセスが途絶えて陸の孤島と化していました。

 そんな状況が数日続き、満足に外出もできない中で迎えた8月27日。朝から停電で、電話も通じなければTVもラジオのニュースもまったく見られず、ただ激しい雨だけが降り続いていました。

 その日は忘れもしない、我が夫の30歳の誕生日でした。せっかくの記念日だし、何かごちそうでも買いに行こうかと思ったところで、山の中にある我が家から最寄のスーパーまでは10キロ以上もあるので、歩いては行けません。公共交通手段もないド田舎だったので、自分の車かバイクで行くしかないのですが、さすがに躊躇していたところ、すぐ近くの職場から我が夫がご帰還。好物の刺身どころか酒も底をつきかけているのを知り、

「俺の誕生日に刺身もないのか~!」

と言い出し、なんとか買出しに行こうということになったのです。とはいえ、外は大雨。やっと見られるようになったTVのニュースでは、あちこちで洪水被害の画像が映し出されていました。それがすぐ近所だったのでさすがに驚いたけれど、それでも買い物に行くのをやめなかったのは、若気の至りだったか、刺身に対する我が夫の執念だったか、はたまた洪水の現場を見たかったという好奇心だったのか。

「車はマズイ。オフロードバイクなら車高もあるし、まだ安全だろう」

と、バイク2台で出かけたのでしたが、それが甘い考えだったのを知ったのは帰り道のことでした。行きにはまだ問題なく通れた国道4号へと続く4キロほどの道が、帰りには激流となっていたのでした。水かさが膝下くらいのところまでは、それでもなんとかバイクで進めたものの、水位が膝上にまでなると、さすがに無理で降りてバイクを押しながら進んで行ったのですが、登り坂を激流に逆らって進むにはセローはパワー不足だったのと、横からの鉄砲水にハンドルを取られて転倒したあとは、 あっという間にバイクもろとも流され、激流と化した県道の坂道を転がり落ちていたのでした。水位は膝上しかないのに、まったく抵抗できないままゴロゴロと転がるしかない我が身。こんなに浅いところでも立ち上がるどころか水から出て息をすることもできず、

「このまま溺れ死んじゃうかも」

と頭の片隅で思いました。そのうちどこかの窪みにはまって止まり、九死に一生を得たのでした(ちょっと誇張気味?)が、 人間って案外簡単に死んでしまうことを身をもって体験しました。あのまますぐ横の川まで流されていれば、どうなっていたことか。とにかく、このときはバイクの心配よりも自分を守るだけで精一杯でした。

 その後は、まだ転倒していない我が夫のバイクを2人で押して小高い場所まで避難させ、激流の中を手に手を取って2キロあまりの帰路をずぶぬれになりながら歩いて命からがら家まで戻ったのでしたが、散々な記念日となりました。それでも背中のザックに入れていた刺身や唐揚げのごちそうは流されることなく死守し、なんとか誕生日の宴を開催できたのでしたが、2人とも終始ボー然。バイクも心配でしたが、それ以上に命が助かったよかった~、と本気で思ったのでした。

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**豪雨の中、命からがら家にたどり着き、宴会をしているところ。 ボー然としています**

 流されたバイクは翌日、雨が上がってから探しに行きました。
 前夜、激流になっていた県道はすっかり水が引き、いつものアスファルト路面になっていて、バイクはアスファルトの窪みにすっぽりとはまっていました。川に流されたら発見できなかったところでしたが、よかったなあ、と思ったのもこのときだけで、結局1万キロも走っていなかった新車同様のセローはよみがえることはなく、短い命を終えたのでした

 あれ以来、大雨が降るたびに流された記憶がよみがえり、「大雨のときはバイクに乗らない」と心に誓っております。みなさんも雨を甘くみることなく、十分に気を付けてくださいね。

2008年8月 3日 (日曜日)

木の上で感じる風の波

[ 03.関東・甲信越, 著者:内田一成]

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 TMCA北関東のホームグラウンドの一つである桶川市の城山公園でツリーイング体験会が開かれた。 朝から30℃を越える猛暑の中、ロープセッティングを終えるだけですでに熱中症気味になるほど。

 それでも、午前中には一組、午後には三組の家族連れが参加してくれて、中には高さに怖じ気づく子もいたけれど、 みんなそれぞれ楽しんでもらえた。

 ぼく自身、夏場のツリーイングは初めてで、青葉が繁る夏の樹木にうまくロープが掛けられるのか心配だったが、 現場でメインのゲレンデとなるクヌギを見上げて、「なるほどなぁ」と唸ってしまった。

 というのは、もっとも密に葉が茂っているのは最上層の太陽の光をいちばん受ける部分で、 下の方の枝になるほど葉は少なくなっていって、ロープをかけるためにガイドラインを引っかけるための枝が容易に見つかるからだった。

 光合成をして養分を貯めるためには、表面積を広くして、そこで効率よく光を受け、 内側の陰になる部分は枝葉を減らしてエネルギーの消費を押さえたほうがいい。それを最大の効率で行っているのが、よくわかる。それも、 ツリーイングを通して、木と真剣に向き合うようになったからだろう。

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 風がなく、耐え難い暑さの朝だったが、気温がさらに上がってくると、空気が動き出して、 樹上にいると気温の上昇に反比例して凌ぎやすくなってくる。

 このクヌギの木は、この公園の中では樹高が抜きんでているので、そのトップ近くまで登ると、公園全体を見渡すことができる。 午前中に参加してくれた家族のお父さんは、一人、その高さまで到達して、ずっと風に吹かれてのんびりとしていた。

 海に波があるように、樹上で風に吹かれていると、風にも波があるのがわかる。その揺らぎがなんともいえず心地いい。 これが岩山の頂上やビルの屋上だったら、風の緩急は体感できるが、波は感じられない。大小の木々と、その繁った葉の間を通り抜けるとき、 空気の流れが速度と方向を微妙に変化させて、それがまさにさざ波となって漂ってくる。 そんな自然の中に含まれるフラジャイルを味わえる感性を大切にしていきたい。

2008年8月 1日 (金曜日)

東北四端紀行 北端編(その4)

[ 02.東北, a.風景, b.温泉, d.道, 著者:賀曽利隆]

 

 

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(左)龍飛漁港
(右)龍飛行崎から龍飛を見下ろす

「本州の袋小路」の龍飛からは、スズキDR-Z400Sを走らせ、自動車道で龍飛崎の台地上に登っていく。そこから龍飛の集落、龍飛漁港を見下ろした。

岬は高さ100メートルほどの断崖となって落ちている。目の前の帯島が龍飛を護る天然の防波堤の役目を果たしている。龍飛はまさに帯島のおかげであるようなものだ。もしこの小さな岩山がなかったら、きっと無人の荒野だったことだろう。

さー、岬めぐりだ。
龍飛崎ではまず、龍飛崎温泉「ホテル竜飛」(入浴料500円)の湯に入る。大浴場の湯につかりながら津軽海峡を眺め、対岸の北海道最南端の白神岬を眺めた。「絶景湯」。龍飛崎から白神岬までは19キロでしかない。

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龍飛崎温泉

龍飛崎温泉の湯から上がると、「津軽海峡冬景色」の歌謡碑前でDRを停める。

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「津軽海峡冬景色」の歌謡碑

「ごらんあれが 竜飛岬
北のはずれと
見知らぬ人が 指をさす…」

そんな歌詞の彫り刻まれれた歌謡碑の赤いボタンを押すと、石川さゆりの歌声が聞こえてくる。

次に「階段国道」を登り下りした。いや、正確にいうと岬上から下り、また登った。
そして龍飛崎の突端へ。土産物店の並ぶ駐車場にDRを停め、白い灯台前から岬の要塞跡へ。

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(左)龍飛崎の「階段国道」
(右)「階段国道」を下っていく

津軽半島最北端(北緯41度15分22秒)の龍飛崎は昔も今も北方警備の要衝の地。 弘前藩は文化5年(1808年)、この地に台場を築き、狼煙台と砲台を設置した。
明治以降は旧日本海軍の監視所。現在もここには海上自衛隊のレーダー基地がある。
龍飛崎は「風の岬」で知られているが、周辺の丘陵地帯には何基もの風力発電の風車が見られた。

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(左)龍飛崎の灯台
(右)龍飛崎の突端

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(左)龍泊ラインを行く
(右)龍泊ラインから権現崎を眺める

龍飛崎からは国道339号の「龍泊ライン」を行く。絶好のワインディングルート。拡幅されてからは一段と走りやすくなった。その途中には龍飛崎を一望する「眺瞰台」。津軽海峡の水平線上には北海道が霞んで見える。
「眺瞰台」からは一気の下り。海岸に出ると、日本海の海岸線を一望。日本海の名岬、権現崎がひときわ目立って見える。

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(左)漁をする小舟
(右)竜泊温泉

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竜泊温泉「青岩荘」(入浴料400円)の湯に入り、イカ漁の小泊漁港に立ち寄り、雄乃湯温泉「雄乃湯」(入浴料390円)に入る。浴室からは日本海の海岸線を眺める。その向こうに岩木山。まるで海に浮かぶ大島のように見えた。

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(左)小泊漁港
(右)小泊漁港のイカ釣り船

 十三湖では「シジミラーメン」を食べ、鯵ヶ沢では「焼イカ」を食べる。
鯵ヶ沢からは国道101号で日本海を南下。

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(左)十三湖の「岩亮」
(右)「岩亮」でシジミラーメンを食べる

 北金ヶ沢の「日本一の大イチョウ」や名所「千畳敷」に立ち寄り、深浦では「円覚寺」に参拝したあと「歴史民俗資料館」を見学する。北前船や古伊万里の展示。そして「黄金崎不老ふ死温泉」(入浴料600円)の露天風呂に入り、青森・秋田県境の須郷岬に立った。「白神山地、ここに尽きる!」といったところで、白神山地の先端が海に落ちている。

 

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(左)これが「千畳敷」
(中)北金ヶ沢の「日本一の大イチョウ」
(右)深浦の円覚寺に参拝

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(左)深浦の「歴史民俗資料館」を見学
(中)黄金崎不老ふ死温泉の露天風呂に入る
(右)下前のシーサイドライン

576 青森・秋田県境の須郷岬

秋田県に入り、さらに国道101号を南下。
八森いさりび温泉「ハタハタ館」(入浴料400円)の湯に入り、湯あがりにはハタハタの飯ずし「ハタハタずし」を食べた。

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(左)八森いさりび温泉の露天風呂
(右)八森いさりび温泉で食べた「ハタハタずし」

 最後は能代。米代川の河口にDRを停め、日本海に落ちていく夕日を眺める。大きな夕日はスーッと海に落ちていく。紫色に霞む白神山地の山々が海越しに見えた。
能代からは秋田道経由で東北道へ。東京へと夜の高速道を走りつづけた。

596 夕日が日本海に落ちていく!



2008年7月31日 (木曜日)

北東北の祭りがスタート!

[ 02.東北, 著者:小原信好]

■ 岩手、秋田、青森の3県、北東北の夏祭りウィークの季節です!
まずは本日31日より、青森県八戸市の「八戸三社大祭」(7/31〜8/4)が開幕!
先日、起きた地震で、山車の一部が破損する被害も出たそうだが、祭りは例年通りに開催。
岩手、青森は危ない、の風評被害にめげず、盛り上がることでしょう!
「八戸三社大祭」はおよそ280年の歴史のある祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
豪華で迫力のある巨大な山車は全部で27台。
見応えありますよ〜〜〜!
北海道を目指していて、八戸フェリーを利用される方は、少し早めに八戸入りして、見学していくのはどうでしょうか!

■ 我が地元、岩手県盛岡市の「さんさ踊り」は、8月1〜4日の開催。
昨年は、10年振りにお祭りを見ることができました、今年は、今晩から北海道に向かうので、見ることが出来ません。
昔は、太鼓の打ち手として参加したこともありました。
そのほとんどが、「統一さんさ」といって、企業や団体で参加している、
決まった踊りをする踊り手と太鼓の大パレードです。
その中でも、おすすめの見どころは、「伝統さんさ」と言われる、小さな集落に昔から伝承されているさんさ踊りです。
その踊りの美しさと、激しさといったら、圧巻です!
私なんか、1分も踊れないと思われます。
「輪踊り」といって、一般参加できる時間帯もあるので、ぜひ、一緒に踊ってみてください!!
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■ 全国的にも有名な青森県青森市の「ねぶた祭り」(8/2〜7)。
多くのライダー達が参加する事でも有名で、ハネトの衣装を着て、バイクを走らせる姿は、
夏の風物詩ともなっている、かな?
全国から集まって来るライダーのために、今年も青森市は、青森フェリーターミナル近くに、
サマーキャンプ場」を開設(8/1〜8/8)。
無料で利用でき、水道、トイレを設置してくれる。ありがたいねぇ。
ねぶたの衣装は、隣接するスーパーで購入できる。
ねぶた祭りへの参加は、会場で取り仕切ってくれる旅人がいるので、その人達の指示にしたがうこと。
キャンプ場は、マナーを守って利用してほしい。トラブルが多発するようであれば、
この臨時キャンプ場も来年は無くなるかもしれません。
末永く、守っていってもらいたいものです。

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■ 昨年、初めて見て、興奮した青森県五所川原市の「立ちねぷた」(8月4〜8日)。
高さ約22m、重さ17tという巨大な山車が「ヤッテマレ ヤッテマレ」のかけ声とともに練り歩く光景は圧巻だ!!
今年は、新作の山車も登場する。
400年の歴史の祭りだが、近代化によって、電線が発達し、山車は小型になってしまい、
大戦中の火事では、設計図と写真が消失、巨大ねぷたの姿を見ることができなくなりました。
しかし、1993年に、設計図と写真が新たに発見され、1998年に復活!
この山車のために、運行ルートの道上の電線は地中へ埋設化され、山車の運行が可能になったのです。
今や、秋田の「竿燈まつり」をしのぐ、観光客動員数を誇る祭りになりました。ブラボー!
青森市のサマーキャンプ場に連泊して、列車で見に行くっていうのも、いいでずぞ!
ビールをしこたま飲めますし(笑)

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■ 今年こそ、初めて見るぞ!の秋田県秋田市の「竿燈まつり」(8/3〜6)と、
10数年振りに見るぞ!と息込んでいた青森県弘前市の「弘前ねぷた」(8/1〜7)は、残念ながら見られません。
来年こそは!!

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2008年7月30日 (水曜日)

涼を求めて・・・ ~矢岳高原~

[ 07.九州・沖縄, a.風景, 著者:坂口まさえ]

連日、夏日。
熱射病、要注意です。 あついです。
ということで、今回は涼を求めて、矢岳高原(48E-2 )の紹介です。
矢岳高原は京町温泉街から山中を北上した矢岳山(739m)と百貫山(693m)のちょうど間くらいにある眺めのいい高原です。

国道447号から、矢岳高原の案内に従って、県道408号へ。しばらく山中を走ると、緑、緑した草木が迎えてくれます。眺めが開けてくると、「矢岳高原ベルトンオートキャンプ場」入り口の案内があり、この一帯が矢岳高原となります。
この矢岳高原は宮崎県立公園(矢岳高原県立自然公園)にも指定されていて、矢岳高原からは、えびの盆地(加久藤カルデラ)や霧島連山(外輪山)、が一望できます。
お勧めのパノラマスポットはこのオートキャンプ場からと、近くにあるパラグライダーの基地からの眺め。
心地よい風を受けながら、目の前にどーーーんと広がる風景を見ると、暑さもサーーっとどこかへ行ってしまいます。
近くを走る肥薩線の列車の窓から観る景観はJRの三大車窓のひとつにも選ばれているそうですが、それも納得してしまいます。まさに、百聞は一見にしかず風景ですよ。
48e2__007 パラグライダー基地からの眺め

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【JR 三大車窓とは】
鉄道列車からの車窓のよいベスト3。旧国鉄が制定したとされているが、それより以前から言われていたともいう。
* JR九州肥薩線・人吉~吉松間
  ループ線とスイッチバックで矢岳を越える。えびの高原と霧島連山を望む。
* JR東日本篠ノ井線・姨捨駅
  姨捨駅はスイッチバック。善光寺平と千曲川を望む。
* JR北海道根室本線・落合~新得間
  狩勝峠をスイッチバックで越え、十勝平野を望む。1966年に新線開通により消滅。
48e1__010 なつかしい雰囲気の「矢岳駅」
48e1__005 SLもいいねー

矢岳高原で心の洗濯をした後は、そのまま北上して矢岳駅(48E-1) へ。以前、紹介したことがあると思いますが、この駅もかなり趣のある木造駅舎。さらにSLも展示されているので、駅舎&機関車好きにはたまらない駅のひとつでもあります。 ほんで、ここからは人吉駅へ。駅前の駅弁を購入し、人吉駅のからくり時計を見るというのが、このルートの私の定番なのでしたー。
涼と大パノラマを求めて、えびの~人吉の高原ツーリングはいかがでしょうか?
43d5002 人吉駅前のカラクリ時計。見応えあります!
43d5_002 雉車のデザインが好きだぁー
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地元では有名な人吉駅前の「駅弁やまぐち」。
いろんな種類があって、かなり毎回、悩みます。

2008年7月29日 (火曜日)

高茂岬

[ 06.中国・四国, a.風景, 著者:博田 巌]

毎日とても暑い日が続いています。比較的過ごしやすい朝夕には朝焼け、夕焼けが楽しめています。

夕日がとても美しい場所の一つに四国の西南、美しい海の広がる愛媛県愛南町船越半島の西端にある高茂岬(こうもみさき)(95A3)があります。R56愛媛県と高知県の県境近く、御荘から宇和海展望タワーや紫電改展示室など見所も多い尾根の上を気持ちよく走る西海道路を西に進み、県道34号城辺高茂岬線に入ると外泊石垣集落が現れます。山の斜面に張り付くように石垣が積み上げられた中に家々が並ぶこの辺りの自然の厳しさが分かるような風景です。(95A2

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外泊からは眼下に見える海と空の風景の中、沿道に何もない少し狭い道を少し心細くなりながら走ると駐車場が現れます。駐車場からでも海と断崖の岬の風景を楽しめますが、断崖の上の遊歩道を歩くとまた違った景色を楽しむことが出来ます。天気が良ければ九州まで見ることが出来るこの高茂岬、やはり夕日の時間がおすすめです。あまり観光化されていない場所なのできれいな夕日を独り占めなんてことにもなるかもしれません。近くにキャンプ場でもあれば夕日を眺めながらキャンプが楽しめるのですが。

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高茂岬から反時計回りで走る県道300号高茂岬船越線、狭い断崖の上を走るスリリングな道ですが、その分海の景色を楽しむことが出来ます。時には猿が現れるかもしれません。ゆっくりと走って下さい。

この辺りのおすすめ展望スポットをもう一つ。中浦テレビ塔展望公園(95A1)御荘湾の美しい風景を楽しむことの出来る場所です。ぜひ足を運んでみてください。

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2008年7月28日 (月曜日)

那須高原の温泉付ペンション「ひみつ基地」始動!

[ 03.関東・甲信越, b.温泉, f.出会い, h.泊まる, 著者:滝野沢優子]

 那須高原といえば御用邸のある由緒正しき避暑地であり、温泉地としても一級、さらに首都圏から比較的近い高原リゾートとして人気のエリアです。私も1998年から2001年までの3年間、那須高原のはずれに住んでいたので馴染み深い土地でもあります。

 その那須高原で、この7月から友人夫妻がペンションを経営することになったので早速遊びに行ってきました。

 オーナーは田中瑞生氏と好美夫妻。もともとは千葉県・野田市で「バイクショックひみつ基地」を経営し、夫婦でTBIはじめ数々のエンジューロレースに参加していたバリバリのオフロードライダー。もちろん、現在でもバイクに乗っているし、車は定番のトランポ(ハイエースロング・4WD)です。当然メカにも詳しく、私も海外ツーリングのたびにお世話になっていました。バイクの調子が悪くなるたびに私が海外からメールで質問、それに的確なアドバイスをくれたり、パーツを送ってくれたりと、本当に心強い存在でした。

 そんなバイク漬けの彼らでしたが、数年前に諸事情あってバイク屋から転身、ミニホテルチェーン『ファミリーロッジ旅籠屋』仙台亘理店の雇われオーナーになったのには驚きましたが、どうせやるなら自分の宿をやりたい、と心機一転して那須のペンションを居抜きで買い取ったということで、またしてもびっくり。彼らの行動力と思い切りのよさには感心させられます。ひとごとながら波乱万丈、おもしろい人生です。

 かなり以前の話ですが、現在、 ツーリングマップル関東甲信越担当の瀬戸さんが編集長を勤めるオフロードバイク雑誌「バックオフ」にもたびたび登場していたので、記憶にある人もいるんじゃないでしょうか。
 かくいう私も、奥さんの好美さんと組んで、岩手・釜石で行われた24時間耐久レースに出場したことがありました。ツーリング派の私が唯一、出場したレースだし、レディースでは一位(一組だけだったので)で完走できたのはいい思い出になっています。

 現在、前オーナーから引き継いだばかりだということもあり、この夏は今までの「ペンション・ブランコ」の名前で営業するそうですが、秋からは「ペンションひみつ基地」として本格的に始動する予定です。

 ペンションのある場所は那須高原の一等地、那須ハイランドパークのすぐそば。渓流と森に囲まれた静かな環境です。ペンションには温泉も囲炉裏もあって、渓流を眺めながら入れる露天風呂まであります。泉質は「含硫黄ーカルシウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉」。温泉好きでもある田中夫妻だけに、露天風呂の湯は掛け流しだそうです。そのうち賀曽利さんを呼んでイベントでもやろう、という話で盛り上がりましたので、賀曽利さん、ヨロシクです。

 「ペンションひみつ基地」についての詳細は以下のページを見てください。
 http://homepage2.nifty.com/bs-himitsu/

 私もときどきはお手伝いに行く予定(→勝手に決めています)なので、ライダーのみなさん、「ペンションひみつ基地」でお会いしましょう。

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**田中夫妻と「ペンション・ブランコ」。緑に囲まれた閑静な環境です**

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**緑に囲まれた客室。全7室。和室もあります**

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**渓流を望む露天風呂がここのウリです。先日の岩手地震以来、 湯がやや白濁したとのことです**

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**犬も前オーナーからの引継ぎ。手前が「ゴン」、後ろが「リュウ」**

   ところで、現在、犬の引き取り手を探しています。ここには前オーナーが連れていかず、そのまま引き取った2匹の雑種犬、「ゴン」と「リュウ」がいます。どちらも那須の道の駅に捨てられていたのを救われた1歳のオス。「ゴン」はひとなつこいのですが、「リュウ」のほうが知らない人に吠えるため、子供や犬が苦手な人に怖がられてしまうそうなんです。そのため、客商売には不向きということで引き取り手を捜しています。吠えるだけで噛み付くことはないし、慣れれば寄ってくるし、いいコなんですが。最悪は保健所行きとなってしまうかも。誰か救ってあげ  てください。

ペンションひみつ基地

2008年7月27日 (日曜日)

高原で涼む

[ 04.中部・北陸, c.食べる, 著者:内田一成]

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 久しぶりに、馴染みのキャンプサイト『廻り目平』を訪れた。はじめてこのヨーロッパアルプスのような別天地を訪れたのは、 20年以上前になる。

 当時は一握りのロッククライマーにしか知られていない場所で、土日や夏休みの間もキャンプする人は疎らで、「秘蔵」 のキャンプ地だった。

 今は休日は広大な駐車スペースがクルマで埋まり、あちこちにテントやタープが立ち並ぶ。それでも、ここは、 ただキャンプするだけでなく、クライミングやフィッシング、トレッキングを楽しむ目的で来る人たちがほとんどで、 東京近郊の難民キャンプのような密集はないし、グループや家族連れの騒がしさとは無縁の至ってマナーのいいキャンプ場だ。

 今回はウィークデーを絡めて滞在したので、初日の晩は貸し切り同然で、昔の廻り目平を思い出しながら、 ゆったりと過ごすことができた。

 いつもだと、ここをベースに金峰山や小川山に登ったり、クライミングやボルダリングを楽しむところなのだが、今回はただのんびりと、 高原の空気を吸って、ヘネシーハンモックで昼寝したり、近くを流れる金峰山川で軽く川遊びしたり、その流れに果物を浸して、 キンキンに冷えたところを食べたりと、まったり過ごした。

 たまには、目的も持たず、のんびり過ごすキャンプもいいものだ。

 ところで、この廻り目平周辺は白樺の林が格別美しいところでもあるのだが、その白樺林が、無惨にも折れ曲がったり倒れたりして、 竜巻に襲われたような惨状ととなっていた。20年以上通って、こんな光景を見たのは初めてだった。

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 キャンプサイトを管理している金峰山荘で尋ねると、ゴールデンウィーク明けに大雪が降って、青葉を茂らせていた白樺は、 雪の重みに耐えられずに、こんな状態になってしまったのだという。立ち姿が優美な白樺だからこそ、 このようになってしまうと余計に無惨に見えてしまう。

 もともとこのあたりは冬でも雪は少ないのに、大雪が、それも青葉が茂る初夏に降るとは…… いよいよ過酷な環境変化が迫ってきていることを痛感させられる。

 この桃源郷のような廻り目平も、いったいいつまで素晴らしい環境を保っていられるのだろう……。

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**岩魚も棲む清流、金峰山川**

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**タープを日除けにして、ヘネシーハンモックで昼寝。標高1800mのここは、 夜はさすがにハンモックだけでは寒かった**

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**夏雲!!ヶヶ

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**訪問者**

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**訪問者その2**

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**麻婆ナスパスタ**

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**信州サーモンソテー**

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**高原野菜諸々バーガー**

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**スープはシンプルに(笑)**

■今回使ったタープ用ペグ『スノーピーク ソリッドステーク』 のインプレッション■

2008年7月26日 (土曜日)

ツーリング半島 伊豆へ

[ 03.関東・甲信越, a.風景, b.温泉, c.食べる, e.峠, 著者:瀬戸雅彦]

伊豆半島を久々に巡ってきました。

伊豆ツーリングとひとくちに言っても、おすすめルート、おすすめポイントがありますので、ツーリングマップルをよく見てプランをたてていただきたいところです。

今回はなかでも厳選したおすすめポイントを御紹介しましょう。まず食事処として宇佐美の「ふしみ食堂」(関東P12K-1)があります。ライダーのあいだではもうすっかり有名で特に刺身定食、鯵たたき定食は王道です。朝6時から営業しているので、ここで腹ごしらえしてから伊豆半島INがおすすめ。

伊豆高原はいつも渋滞気味でどうも苦手なので、伊東からは川奈方面の海沿いを選び南下。国道135号沿いの北川温泉・黒根岩温泉はすぐ目の前に太平洋がひろがる混浴の絶景露天風呂。ただし朝630分~930分、夕方16時~23時のみの営業(19時~21時は女性専用)と時間制限があるので注意。大川や熱川にも海沿い露天風呂がありますがやはり北川温泉が一番。

相模灘に沿って国道135号を南下していき、南伊豆へ。爪木崎(関東P13H-5)はバイクで岬近くまで行ける岬らしい岬。灯台までの遊歩道もなかなか旅情があっていいのですが、今は少し暑いかもです。ベストは意外にも12月~2月と冬の時期で、スイセンが一面満開になります。

下田からは南端の石廊崎を目指すか、中伊豆に入っていくか、迷うところ。ここでは中伊豆方面をチョイス。小説「伊豆の踊り子」で有名な宿「福田家」(関東P13G-2)は、伊豆らしさを今なお残す雰囲気ある一軒宿。すぐ近くにはひなびた共同浴場もあって、このあたりは中伊豆でも好きな場所です。6月にはホタルの灯が見られる部屋もあり、なんとも風情があります。

ここからはオフロード派なら伊豆で走れる数少ないダートである大鍋林道で峠を越え、大沢温泉別館・山の家野天風呂(関東P13D-2)へ。昭和29年オープンという歴史ある露天風呂は、森林浴もできそうな自然豊かな湯で自家源泉・掛け流し。つい最近までは敷居が湯船の半分ぐらいまである混浴でしたが、今は完全に敷居で分けられた男女別になっていました。

松崎に抜けたあと、県道59号で再び山間部へ。グングン標高を上げて到達する標高900mの仁科峠(関東P12D-6)は、峠が多い伊豆半島の中でももっとも峠らしい峠のひとつ。今の季節でも爽やかな涼風が吹き、牧場の家のソフトクリームを食べて、しばらくいたくなるほどの快適な絶景地。県道411号で土肥峠へ抜けるとそこからはかつての西伊豆スカイラインであり、現在は県道127号として最高に気持ちがいい達磨山頂をかすめるツーリングルートとなりました。ぜひ走ってみてください。戸田峠に抜けパスハンティング(峠狩り)もここで終了。

県道18号で修善寺へ。「筥湯(はこゆ)」(関東P12F-2)は8年前のオープンですが、かつて川沿いにあった9つの外湯のひとつでした。昭和20年代には「独鈷の湯(とっこのゆ)」のみとなってしまいましたが、最近この筥湯のみリニューアルしたというわけです。総檜の香りがただよう内湯でやわらかい陽が射し込み、最高に気持ちがいい湯なのです。僕は伊豆ツーリングの最後に立ち寄ることが多いです。入口ではバイク好きなおじさん(CB1300に乗っていると言っていた)としばしバイク談義。修善寺全体のおおらかな温泉街としての雰囲気も好きなのです。

海の魅力・山の魅力にあふれた伊豆半島。古くからの伊豆らしさは健在ですよ。

Hakoyu2はこ湯」の外観。番台の御主人がまたいい人

Hakoyu_2 個人的にツーリングの締めは、いつも「はこ湯」

Nisina 「仁科峠」。あいにく霧が発生していましたが涼しい~

Oosawa 「大沢温泉」。山間の素朴な露天風呂もいいね

Fukudaya 最高に趣きがある宿「福田家」

Tumekizaki 「爪木崎」は静岡県絶景100選の第3位

Hokkawa 「黒岩根温泉」は潮騒がBGM

Sirasu 「ふしみ食堂」で。この日は地物の「しらす丼」を頂く

2008年7月25日 (金曜日)

東北四端紀行 北端編(その3)

[ 02.東北, a.風景, b.温泉, d.道, g.林道・ダート, 著者:賀曽利隆]

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青森駅前

東北のもうひとつの北端、津軽半島へ。出発点は青森駅前だ。
まずは青森港の岸壁にスズキDR-Z400Sを停め、青函連絡船として活躍した「八甲田丸」を見る。そのあと青森ベイブリッジを渡って国道280号の旧道で津軽半島に入っていった。

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青森港

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青森ベイブリッジ

津軽半島でも下北半島と同じように温泉をめぐった。

第1湯目はよもぎ温泉(入浴料350円)。日帰り湯「よもぎ温泉」の湯に入る。
第2湯目は平舘不老不死温泉(入浴料400円)。大浴場の内風呂の湯につかる。ここはなつかしの温泉宿だ。泊まったこともあるし、函館から夜中のフェリーに乗って夜明けに青森港に到着すると、ここで朝湯に入り、朝食をつくってもらって津軽半島をまわったこともある。平舘不老不死温泉は津軽半島探訪のいい拠点になる。

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(左)よもぎ温泉
(右)平舘不老不死温泉

平舘は見所豊富。松前街道(奥州街道&羽州街道のその先)の松並木を走り抜けたところには灯台がある。そのわきには大きな霧笛。平舘海峡の砂浜に立つと、対岸の下北半島の山々が大きく見える。平舘海水浴場の砂浜が広がり、海岸の松林内には江戸末期の海岸防備の台場が残っている。

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(左)松前街道の松並木
(中)平舘灯台
(右)下北半島の山々

平舘を過ぎるとじきに海は広がり、津軽海峡になる。ここでは3岬の「岬めぐり」。まずは弁天崎。岬の突端には赤い祠。弁天がまつられている。ここには、その昔、顔料として使われた赤根沢の赤岩がある。

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弁天崎

次が高野崎。ここは「絶景岬」だ。
津軽海峡の対岸には北海道最南端の白神岬を望む。右手には本州最北端の大間崎、左手には津軽半島最北端の龍飛崎。これらの3岬を同時に見られるのは高野崎だけだ。岬の突端には赤白2色に塗り分けられた灯台が建ち、そこからは岩礁地帯に下り、潮騒橋、渚橋の赤い太鼓橋を渡って岩礁の先端まで行ける。岬はキャンプ場(テント1張500円)になっていて、無料の展望所内には食堂もある。

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(左)潮騒橋と渚橋
(右)紅白の高野崎灯台

3番目は鋳釜崎。ここは立ち寄る人も少なく、東屋風休憩所ではゆったりした岬での時間を過ごせるし、津軽海峡の潮の香をかぎながら園地の草地で寝ころぶ気分は最高!
県道14号との分岐点あたりが今別だ。この県道14号は蟹田、青森方面への近道になっている。

今別から三厩まではバイパスで2車線の快走路。その途中には、津軽半島のツーリングのたびに入っていたつがる浜名温泉があるが、残念ながら平成14年9月9日に閉鎖…。三厩は心に残るところだ。

まずはJR津軽線の終着駅、三厩駅に行く。終着駅というのはそそられる…。
次に三厩港へ。ここが松前街道の終点。つまり奥州街道、羽州街道の終点でもある。陸路はここで尽き、海路で蝦夷へ。松前藩の城下町、松前へ。それが昔の交通路だった。

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三厩駅

三厩港を見下ろす高台には義経をまつる義経寺がある。ここは「義経・弁慶」の北行伝説の地。義経・弁慶の主従は奥州・平泉の地で死んだのではなく、そのまま北へ、東北からさらに北海道へ逃げ落ちたという北行伝説がいまだに信じられ、伝わっている。

三厩からは津軽半島最長林道の増泊林道も走った。ダート17・5キロという本格派林道を途中まで走り、引き返した。

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(左)義経寺
(右)増泊林道

三厩を過ぎると、国道280号は国道339号に変る。国道の1本、山側にはアジサイロードがあるが、アジサイの花が満開だった。

こうして「本州の行き止まり」の龍飛に到着。龍飛漁港の道の行き止まり地点には、太宰治の『津軽』の文学碑が建っている。それには次のような一節が彫り刻まれている。

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「ここは本州の袋小路だ。讀者も銘肌せよ。諸君が北に向かって歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ濱街道に到り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すっぽりとこの鶏小屋に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである」

ここからは高台上の龍飛崎へと、国道339号の階段国道(日本で唯一!)が通じている。
ぼくが初めて「日本一周」したのは30歳のときで、1978年だった。

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そのときの「龍飛」は太宰治の『津軽』どおりの世界で、ここが行き止まりだった。
国道339号(竜泊ライン)小泊に抜けられるようになったのは、まだ最近のことなのである。

 

 

2008年7月24日 (木曜日)

2008年、北海道で食べたもん、第一弾!

[ 01.北海道, c.食べる, 著者:小原信好]

■緊急情報!

報道等で知っている方もいらっしゃると思いますが、

北海道羅臼町の「国設羅臼温泉キャンプ」(北海道50E-3)に、ヒグマが出没しました。

ケガ人は出ませんでしたが、50人ものキャンパーがいる場所に、出るとは…。

現在、「国設羅臼町キャンプ」と「羅臼町立林間広場キャンプ場」が閉鎖中です。

詳しくは「羅臼ビジターセンター」のHPで。

実は、7月初旬の取材で斜里町ウトロでヒグマに遭遇していました。

詳しくは私のブログ「Hokkaider!」で。

■では、今回のコラムへ…。

■しかし、こうリストアップしてみると、やっぱり食べてしまっていますねぇ…。

でも、何とか増えた分の体重はがんばって戻しましたが、また北海道に帰ると…。

  苫小牧市マルトマ食堂」(北海道62G-6)の「生ホッキ丼(800円)」

岩手が出発地で、早朝の苫小牧港に到着するので、いつも上陸第一食目は、

苫小牧市公設地方卸売場内にある「マルトマ食堂」です。

相変わらず、漁業関係者はもちろん、サラリーマン、観光客で狭い店内は一杯です!