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2008年3月28日 (金曜日)

我が愛車、『スズキDR-Z400S』

[ 00.全国, 99.海外, j.バイクインプレッション, 著者:賀曽利隆]

 

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アンデスの峠で

「南米・アンデス縦断」1万2500キロを走った我が愛車、スズキDR-Z400Sがまもなく日本に帰ってくる。アルゼンチンのブエノスアイレス港から船で大西洋を越え、アフリカのケープタウンからインド洋を越え、シンガポール経由で日本へ。来週の火曜日(4月2日)に横浜港の本牧埠頭で引き取れることになったのだ。2ヶ月あまりの長い船旅、ほんとうにお疲れさま。

 

このDRで初めて海外を走ったのは2002年のことだった。ぼくの長年の夢だった「シベリア横断」を一番の目的とした「ユーラシア横断」1万6000キロを走ったのだ。出発点はロシア極東の港町のウラジオストック。シベリアを横断し、欧亜を分けるウラル山脈の峠を越え、モスクワ、ワルシャワ、ベルリンを経由し、ユーラシア大陸最西端、ポルトガルのロカ岬をゴールにした。ロカ岬に立つ十字架の塔には「ここに地果て、海始まる」と、ポルトガルの有名な詩人、ルイス・デ・カモエンスの詩の一節が刻み込まれている。それが胸にしみた。

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(左)富山県の伏木港からロシア船の「ルーシー号」でウラジオストックへ
(右)バイカル湖で

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(左)ポルトガルの大西洋岸を南下
(右)ユーラシア大陸最西端のロカ岬に到着!

 

2004年には地中海からギニア湾へとサハラ砂漠を縦断した。チュニジアのチュニスを出発点にし、サハラ砂漠中央部のホガール山地を越え、ガーナのアクラまで6700キロを走った。長年、治安の悪化で外国人はほとんど通れなかったアルジェリアのホガールルートでの「サハラ縦断」。ぼく自身にとっては13度目の「サハラ縦断」になった。

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サハラ砂漠の砂丘

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(左)サハラ縦断路の道標
(右)サハラ砂漠中央部のホガール山地

2005年には東京から下関まで走り、関釜フェリーで韓国の釜山へ。バイクの持ち込みが出来るようになって間もない時期。釜山を出発点に北朝鮮との国境の「高城統一展望台」まで走り、そこでは朝鮮半島の名峰、金剛山を眺めることができた。「釜山→釜山」の「韓国往復縦断」は3000キロだった。

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(左)関釜フェリーで釜山港に到着
(右)38度線を越える

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(左)「高城統一展望台」から北朝鮮を眺める
(右)「高城統一展望台」から金剛山を眺める

 

2006年には「シルクロード横断」の1万3000キロを走った。出発点は中国の天津。シルクロードの玄関口、西安から西へ。中国最西端の町、カシュガルからパミール高原のトルガルト峠を越えてキルギスに入り、カザフスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタンと中央アジアの国々を走破。イランからトルコに入った。欧亜を分けるボスポラス海峡を見たときは胸が熱くなった。「シルクロード」、それはぼくの子供の頃からの憧れで、小さいころは「中央アジアの探検家」を夢みていたほど。その子供の頃の夢を40何年目で成し遂げたのが「シルクロード横断」だった。

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(左)シルクロードを西へ。西安から蘭州に向かう
(右)タクラマカン砂漠縦断。大砂丘群が際限なくつづく

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(左)天山山脈の雪山群。キルギスで
(右)ボスポラス海峡に到達。対岸がイスタンブール!

そして今回の「南米・アンデス縦断」1万2500キロへとつづく。パタゴニアを縦断し、マゼラン海峡を越えてフェゴ島に渡り、世界最南の町、南緯55度のウシュワイアまで行った。ウシュワイアからは大西洋側を北上。ゴールはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスだった。

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ボリビアの高地を行く

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(左)パタゴニアの分岐点
(右)マゼラン海峡に立つ。対岸はフェゴ島

ここまでのDRZ-400Sの全走行距離は7万2000キロだ。何としてもあと2万8000キロを走り、10万キロを達成させようと思っている。頼むぞ、DRよ!!

2007年11月16日 (金曜日)

「300日3000湯」をデータで振り返る

[ 00.全国, b.温泉, 著者:賀曽利隆]

10月31日に終えた「300日3000湯」の「温泉めぐり日本一周」をデータで見てみようと思います。
今回は「関東編」、「甲州信州編」、「本州西部編」、「四国編」、「九州編」、「本州東部編」、「北海道編」、「伊豆諸島編」の8パートに分けてまわりましたが、日数と走行距離、入湯数、1日平均の入湯数、それと1日の入湯数のベスト3を上げてみました。

■関東編(24日/4153km/204湯/1日平均 8.5湯)
1位 14湯
2位 12湯
3位 11湯

■甲州信州編(25日/4152km/215湯/1日平均 8.6湯)
1位 12湯
2位 10湯(5回)

■本州西部編(50日/9988km/482湯/1日平均 9.6湯)
1位 15湯
2位 13湯
3位 12湯(4回)

■四国編(30日/8294km/310湯/1日平均 10.3湯)
1位 16湯(2回)
3位 15湯

■九州編(45日/1万1226km/549湯/1日平均 12.2湯)
1位 20湯
2位 19湯
3位 18湯

■本州東部編(50日/1万0202km/629湯/1日平均 12.5湯)
1位 27湯
2位 23湯
3位 21湯

■北海道編(69日/1万6650km/652湯/1日平均 9.4湯)
1位 17湯
2位 16湯(2回)

■伊豆諸島編(3日/154km/13湯/1日平均 4.3湯)
1位  7湯
2位  5湯
3位  1湯

と、このような結果でした。
これを見てわかることは「関東編」、「甲州信州編」をまわっていた最初のころは、「300日3000湯」のペースをかなり下回っていたということです。そのため、多くの人に「カソリさん、3000湯の達成は無理でしょう…」などといわれたものです。
しかしぼくは楽観していました。季節が変わって春になれば、きっと入湯数は増えるものと確信していました。
実際、その通りになり、「九州編」で「300日3000湯」のペースを上回ったのです。こうしてみると「九州編」、東北を中心に回った「本州東部編」での1日の入湯数が突出しているのがよくわかります。
このことからも日本の「温泉大国」は九州と東北、とくに東北は「日本一の温泉大国」といえるかと思います。

(賀曽利隆)

Photo
甲州・信州編の天科温泉「こやす旅館」の湯。この頃はまだ3000湯達成が危ぶまれていた

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1日平均12.5湯を記録した東日本編。乳頭温泉郷の鶴の湯温泉にて。

Yasuragi
無事3000湯を達成した後の伊豆諸島編・八丈島の「やすらぎの湯」

2007年10月15日 (月曜日)

海外ツーリングライダーのキャンプが今週末に開催されます

[ 00.全国, 99.海外, h.泊まる, 著者:滝野沢優子]

  昨日、半年ぶりに「うらんちゃん」 こと浦野由紀子さんが我が家にバイクで遊びに来てくれました。前回のときにも紹介しましたが、彼女は前々回のコラムで書いた「鉄馬美女」こと杉野真紀子さんと同じ2002年に女一人世界一周ツーリングに出発し、 2005年の秋にロシア→(フェリー)→韓国→(フェリー)→日本という、 先人未踏のルートで帰国したライダーです。

 「うらんちゃん」の詳しい話は5月のコラムを参照していただくことにして、今回は「ワールドツーリング・ネットワーク・ジャパン」(World Touring Network-Japan、通称ワッツーhttp://www.wtn-j.com/)のキャンプ・ミーティングの案内です。

 「ワッツー」とは、その名の通り、世界を旅する日本人ライダーのネットワークです。チャリダーには「アドベンチャーサイクリストクラブ」(JACC)という団体がありますが、そうした正式のものではなく、あくまでも有志による運営です。会費も取っていないし、PRも特にしていないので世間的な認知度は低いものの、海外ツーリングに関する情報はかなり濃いものがあります。私も外国を旅しているときは、ここのBBSにずいぶんお世話になりました。個人的に旅しているライダーがほとんどなので、現地からの生きた情報は何より頼りになったものです。

 で、そのワッツーが主催する「ワッツー・キャンプ」は毎年春と秋に開催されています。海外ツーリングに興味がある人なら誰でも参加OKだし、予約も必要ありません。キャンプ道具を持っていない人でも屋根付き宴会場や民宿に泊ることもできます。バイクで来なくてもまったく問題なし。

 今回はシュラスコ(南米風串焼肉)・パーティやフリーマーケットも行われる予定です。

 9月にサハリン経由で帰国したばかりの「おかやん」こと岡野秀樹くんも参加するようだし、けっこう熱い内容になりそうです。

 以下、キャンプの案内です。残念ながら私は行けませんが、ぜひぜひ、気軽に参加してみてくださいね!

●日 時:2007年10月20日(土)~21日(日)
 *予約不要。受付開始は初日の午後4時から

●場 所:静岡県浜松市(旧春野町)『秋葉神社下社前キャンプ場』
 *東名浜松IC及び浜松西ICより国道152~362号で北上し、
  県道286号で秋葉神社下社へ約28km。
 *秋葉神社には上社と下社があるので、間違えないように
  してください。
 *キャンプ場に関しても、近くに「秋葉オートキャンプ場」
  があるので、間違えないようにしてください。
 *民宿「門前屋」が経営するキャンプ場です。門前屋の
  向かい側の駐車場を下った河原にキャンプ場があります。
 *電話 0539-85-0518(門前屋)

●料 金:1泊大人1名 畳敷き屋根付き宴会場泊500円、
     持ち込みテント泊200円。
 *屋根付き宴会場前にWTN-J受付がありますので、
  そちらでお支払いください。

●お願い&注意事項
1.雨天決行(屋根付きのため濡れません)、現地集合、現地解
散。ただし、台風など危険な天候の場合、予告なしに中止と
なる場合もあります。無理な参加はなさらないよう、各自の判
断でお願いいたします。
2.キャンプ道具や食べ物、飲み物などは各自でご用意ください。
屋根付き宴会場で泊まる場合も、シュラフは必要です。
キャンプ場の近くにはスーパーがないので、
天竜市南部を走る天竜浜名湖鉄道「てんりゅうふたまた駅」
の北側を通る県道40号沿い(国道152号と合流する前、
双竜橋の手前左側)にあるスーパー「セイフー」や酒屋な
どで事前に用意ください。
3.ゴミ箱がないので、ゴミは各自で持ち帰ってください。
4.会場までの道程および会場内でのトラブルには、
 責任を負いかねますのでご了承ください。
5.他人の迷惑にならないよう、マナーをお守りください

2007年7月29日 (日曜日)

選挙

[ 00.全国, 著者:内田一成]

 今日は、参院選の投票日。

 投票を済ませてから、仕事で白馬に向かう予定だったのだが、数日前から体調を崩して、フラフラで、なんとか投票だけ済ませて、 出張は明日からに延期した。

 今、ひょんなことから六本木ヒルズに都心の拠点を置いて仕事をしていて、 この飛ぶ鳥落とす勢いの現代のパワースポットとも呼べるような場所の雰囲気に酷い違和感を覚えている。

 よく利用する展望カフェがあるのだけれど、ここで、したり顔で横文字言葉を並べて商談しているのが、どれもこれも青二才ばかり。

 ぼくがフリーのライターとして仕事を始めた頃なんて、20代や30代の若造なんて、社会の仕組みや仕来りもわからず、 ただひたすら奴隷のように働くものだった。学生時代は世間知らずだから、生意気言っていても、社会の壁は厚くて、 すぐに自分の限界を見せつけられて、「これから一から勉強していかなければ」と、自覚させられる。

 そして、社会の中で揉まれていくことで、仕事を覚え、人から信頼されるようになり、目標も見えてきて、 ようやくまともな仕事ができるようになる。そこにたどりつくまで、10年や20年は当たり前にかかる。

 それが、今、日本で一番派手なビジネスビルに巣くっているのは、いかにもひ弱で、プライドばかり高い頭でっかちばかり……。

 一方、この数年、ツーリングマップルの取材で地方を巡っていると、そこでは、街の灯が消えて、農地や山林は荒れ果てて……。

 そんな対比を見せつけられると、この国は、いったいどこへ向かっているんだろうか? と、複雑な気持ちになる。

 選挙の結果は……そんな、おかしな歪みに、そろそろみんながおかしいと気づき、 なんとかしなければと思い始めたということなのだろう。

 今年も、もうすぐツーリングマップルの取材が最盛期となる。

 寂れていく一方の地方に、明るい兆しだけでも現れていてくれればと思う。

2007年7月23日 (月曜日)

落石に注意!

[ 00.全国, d.道, g.林道・ダート, 著者:滝野沢優子]

 昨日のことです。ダンナのけんいちが釣りに行くので林道を車で走行中、いきなり 「ボンッ!」とすごい音がして、 直径15cm大の石が車の中に飛び込んできたそうです。石は運転席側ドアのガラスを割り、 うまい具合に足の間に落ちたので本人には怪我はなかったのですが、ドアはかなり損壊してしまい、全交換となってしまいました。

 今まで何度となく林道を通っていて、落石やがけ崩れの箇所を幾度となく見てはいましたが、それが自分に直接落ちてくるなんて、 まさかと思いましたよ。でも、大当たりしてしまってもおかしくないんですよね。たしかに15cm大どころか、30cm、 40cmの石もゴロゴロしているし、土砂崩れで道路が落ちていることもあるし。今までがあまりにも無防備なだけで、 危険がいっぱいだということを忘れていたのです。

 今回は車だったし、ドアとガラスで衝撃がかなり軽くなったけれど、これがバイクで走行中のことだったら、直接ぶつかってくるわけで、 相当なダメージだったことと思います。昨日は雨続きで地盤も緩んでいたせいもあるのでしょうが、 みなさんも林道を走行するときは十分注意してくださいね。

「地震で家が倒壊するよりはいいよね。怪我もなかったしね」

なんて言い合っていましたが、ドアを全交換しなくてはならず、かなりの散財。こうなったら、サマージャンボでも買うか。 大当たりしたりして。

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**我が家のボンゴです。画像ではわかりにくいですが、 運転席側のガラスが割れているところです**

 

 

2007年7月16日 (月曜日)

別冊モーターサイクリスト8月号に注目!

[ 00.全国, d.道, z.その他, 著者:滝野沢優子]

 現在発売中の『別冊モーターサイクリスト8月号』、必見です!

 特にP.51の「日本全国47都道府県・オススメ50コース この道がすごい!」 という記事に注目ですよ!!
  なんと、ツーリングマップル取材陣の7人がそれぞれの担当エリアのイチオシルートを紹介しているのです。各人がそれぞれ個々に雑誌などに書いたり取材を受けたりする機会はあっても、こんなふうに勢ぞろいして書かせていただいたのは、もしかして初めてかも?

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**8月号の表紙。なんか、お洒落ですね**

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**最初のページに我々7人が顔写真入りで紹介されています。**

 モノクロページで写真が少ないのと、全部で11ページというのがちょっと残念。各エリア見開きで2ページは欲しかったところですが、コンパクトにわかりやすくまとまっています。地図も見やすいですが、地図はもちろん、『ツーリングマップル』を持って行っていただくわけだから、バッチリでしょう。詳しい記事内容はここには書きませんので、ぜひ買って読んでくださいね。

 そのほかの記事も、ニューモデルの試乗インプレ、旧車紹介、国内ツーリング、海外ツーリング、メンテナンスものなどバランスが取れています。10万kmクラブもロングラン企画です。おふざけ記事もないし、無駄なページがなくて全体的に落ち着いた大人の雑誌だなあ、という印象です。女性モデルや女性読者をほとんど登場させていないのも硬派なイメージで好感度高いですよ。

 個人的な好みでいえば大人向けのアウトドアものや旅モノがもう少し欲しいかな、と思いますが、別冊じゃないほうのモーターサイクリストもあるし、他誌でいくらでもやってますね。

 編集長が編集後記に、
『「今、バイクを買いたいという欲求は特にないけど、何かバイク雑誌は読んでいたい」という人に手に取ってもらえるバイクライフ誌を作っていきたい』
と書かれていましたが、たしかに30~40代の働き盛りで、バイクに乗る時間はないけどバイクとは係わっていたい人は多いはず。そういう人のためのマジメな雑誌、応援したいものです。

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2007年5月14日 (月曜日)

棚田の風景

[ 00.全国, 99.海外, a.風景, 著者:滝野沢優子]

 風薫る5月、すごい勢いで自然が変化している今日このごろ。山では新緑、里ではあちこちで田植えをする風景が見られます。田んぼの畦から蛙の合唱が聞こえてきたりして、初夏を感じさせますね~。

 さてさて、田植えといえば棚田の景観も美しく装いを変えていることと思います。緑濃い真夏の風景や銀色の稲穂が揺れる秋の風景もいいですが、水を張られて田んぼが鏡のようにキラキラと陽光に反射する初夏の景色も美しいことでしょう。

 まさにニッポンの原風景、といいたいところですが、棚田は日本に限らず、中国、東南アジア、インドネシアなど稲作が行われているアジア各地で見られます。日本のものよりずっとスケールが大きいのは機械化が進んでいないためですが、棚田は変形の傾斜地のため機械化するのが難しく、手間がかかるわりに収穫効率も悪いのでどんどん少なくなっています。手植えだった時代はどこでもあたりまえに見られたのでしょうが、農業が機械化された現在、特に日本ではわざわざ探しに行かないと見られないような珍しいものになってしまいました。そうした棚田は「棚田百選」としてリストアップもされています。

 梅雨入り前のこの季節は暑くもなく寒くもなく、爽やかでちょうどいい気候です。棚田の風景を探しにぶらりとツーリングに出かけてみませんか?

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▲丸山千枚田(三重県:TM関西P5G-1)

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▲小豆島の千枚田(香川県:TM関西P23D-2))

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▲能登半島・白米千枚田(石川県:TM中部P97J-3))

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▲オマケ画像です。日本ではありません、中国雲南省・元陽の棚田です。 世界中の棚田の中でもスケールの大きさではダントツです。世界遺産登録も間近だとか

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2007年5月 3日 (木曜日)

「とほ宿」

[ 00.全国, 01.北海道, f.出会い, h.泊まる, 著者:小原信好]

■ 北海道での宿に、「とほ宿」という選択があります。
「とほ宿」とは、一人旅の旅人が泊まりやすいスタイルの宿で、
基本はドミトリースタイルの男女別相部屋(宿によっては個室あり)です。
1泊2食付で3,000〜5000円台と低料金で宿泊ができるのです。
その「とほ宿」の宿同士のつながりが「とほ宿ネットワーク」で、
現在、北海道内に61軒、北海道以外に13軒あります。

■ 宿主は元旅人が多くて、それぞれ個性的な雰囲気なのです。
建物も、ログハウスやロッジ風だったり、農家や元学校を改築したり、
様々なスタイルの宿があります。
ご飯も一緒に食べるので、旅の情報交換をしたり、
ツアーに参加して、仲良くなったり、
アットホームな感じが一人旅の旅行者にうけています。
クマも「とほ宿」で知り合って以来、旅仲間として付き合いが続いている方もいます。

■ その「とほ宿」の全宿が掲載されている「とほ旅 2007年版」が届きました。
「とほ宿」の他に、読み物や温泉の割引券、クーポン券が付いています。
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■ クマが持っている一番古い「とほ」の本は1988年版です。
シンプルな表紙で、中の宿紹介は、宿主の手書きという手作り風味満載の本でした。
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■ 「ツーリングマップル北海道」を担当するようになった1996年からは、全シリーズを持っています。
2005年版までは、イラストの表紙でしたが、2006年版からは、デザイン的にかっこ良くなりました。
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■ 毎年少し少しずつ「とほ宿」に泊まって、いろんな宿を紹介できればと思っています。
みなさんも今年は、「とほ宿」に泊まってみませんか。
新たな出会いが待っているかも。
あ、「とほ宿」で知り合って、結婚したというお話は、たくさ〜〜ん聞きますよ(笑)
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■「とほ宿ネットワーク」のHPはこちら
詳しくはHPでチェックしてくださいね!

2007年4月 9日 (月曜日)

温泉パスポート

[ 00.全国, b.温泉, 著者:滝野沢優子]

 他の出版社の雑誌をここで紹介していいのかどうか悩みましたが…。
 やっぱりオススメなのでお知らせします。

 温泉好きには有名な『自遊人』(㈱カラット)です。
 隔月刊の雑誌でよく温泉特集を組んでいるのですが、年に2回程度「温泉パスポート」 が付録に付くことがあります。「温泉パスポート」とは、 日本全国82軒の温泉の日帰り入浴料が無料になる、という超スバラシイものなのであります。

 パスポートにピックアップされているのは、「湯元凌雲閣」(北海道・十勝岳温泉)、「青荷温泉」(青森県)、後生掛温泉(秋田県)、「大丸あすなろ荘」(福島県・二岐温泉)、「長寿館」(群馬県・法師温泉)、「黒薙温泉旅館」(富山県・黒薙温泉)、「ホテル浦島」(和歌山県・南紀勝浦温泉)などなど、かなりいい温泉宿がズラリ。中には通常の日帰り入浴料金が1000円もするところもありますが、そこも無料! 週末や祝日はダメとか利用時間が短いなど制限付きのところもありますが、1、2度使えば雑誌の値段860円のモトはすぐに取れてしまいます。

 昨年もこの温泉パスポートを持っていたのに、料金を払ったあとで気がついたり、持っていくのを忘れたりして、結局3ヶ所しか利用できませんでしたが、それはきっと温泉パスポートに慣れてなかったせい。今度は2度目だしぬかりはありません。もっと入ってやるぞ~! と張り切って購入しました。パスポートの有効期限は9月末まで。さてさて、何湯入れるか楽しみです。

 『自遊人』以外でも、地元のローカルな出版社が出している温泉本などにも無料、または割引クーポンが付いているので、温泉好きな方、ツーリングへ行ったら本屋をチェックしましょう!!

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▲温泉好きにはかなり知られた存在の『自遊人』と温泉パスポート

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▲『まっぷるマガジン』の『温泉&やど』シリーズにも宿泊料金が10%割引になるクーポンが付いています。 予約するときにチェックしましょう。そのときは必ず「まっぷるマガジンを見て…」と言いましょう

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2007年4月 2日 (月曜日)

桜の樹の下には…

[ 00.全国, a.風景, z.その他, 著者:滝野沢優子]

桜の樹の下には

屍体

したい

が埋まっている!
 これは信じていいことなんだよ。

何故

なぜ

って、 桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。 しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。

<梶井基次郎「檸檬・ ある心の風景」より抜粋>

 春ですね~! 東京では桜が満開とか。我が福島県南部のT村ではまだつぼみのままですが、それでも昨年よりは早く開花しそうな気配です。余談ですが、桜の開花は「ソメイヨシノの標本木に5、6輪の花が咲いた状態」を基準にしているそうです。満開になるまでには開花日から1週間程度かかり、同じ地域でも標高差100mごとに2、3日のズレがあるようです。

 何度も海外で春を過ごして感じたことですが、日本人の桜に対する想いって特別なものがありますね。どこの国でもこんなに国民の愛されている花はなかったように思います。この時期になると、どこの国にいても「ああ、今頃日本は桜が満開だなあ」とホームシックにかかってました。

 桜といえば、私はいつも冒頭の梶井基次郎の文章を思い出します。たしかに桜の美しさには格別なものがあります。日本の桜って心に染みる美しさがあるなあ、としみじみ感じます。

三春滝桜
三春の滝桜(福島県三春町)。樹齢1000年を越えるベニシダレザクラの古木。根尾谷の薄墨桜(岐阜県)、神代桜 (山梨県)とともに日本三大桜と称されている

 桜前線はおよそ2ヶ月間をかけて日本列島を北上します。この桜前線を追いかけ、各地の桜を愛でながらツーリングするのが長年の夢です。いつか実現させたいとずっと思っているのですが、忙しいニッポンの日常ではいつになることやら。

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2007年3月26日 (月曜日)

春の山菜

[ 00.全国, g.林道・ダート, 著者:滝野沢優子]

 すっかり春らしくなりました。東京ではもう桜が咲いているそうですね。
 おとといまで青森の八甲田山中にいたので、余計に暖かく感じます。向こうはそろそろ春の兆しが見えはじめていたものの、 まだまだ雪景色で冬の装いでした。やっぱり日本列島は南北に長いんですね~。

 さて、今日はこの時期ならではの山菜、ワケギとフキノトウを紹介します。あまり山奥に入らずともすぐに見つかる簡単なものなので、 山菜シロウトでもすぐにわかりますよ。

 まずはノビル。ワケギのような細い葉が密集して生えています。ラッキョウのような小さな根っこを酢味噌和えにしたり、 葉と一緒に刻んで油いためにしたりして食べますよ~。

 フキノトウは誰でも見ればすぐにわかりますね。平地ではそろそろ終わりかもしれませんが、 雪解けの山ではこれからでもまだまだ見つかります。こちらも刻んで味噌と一緒に炒めてフキ味噌にしたり、そのまま油で揚げて天ぷらにします。 独特の苦味がいかにも春~、って感じです。

 どちらも酒のつまみに最高に合います! ツーリング先で見つけたら迷わずGETしましょう。キャンプのお供にも、 夕食のおかずにも喜ばれます。
  そのほか、写真はありませんが田んぼや水のある近くではセリも見つかります。

 これから山菜シーズンが始まります。山菜図鑑を片手に林道ツーリング、なんていかがでしょうか?

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▲(左)ノビルです。見かけは細いワケギのようでまとまって生えています。 根っこを切らないようにそうっと抜きます
▲(右)フキノトウはわかりやすいですね。真ん中のものが食べ頃。両脇の2つはちょっと大きくなりすぎてます

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▲こちらは食べられませんが、よく見る早春の花です。左が「タチツボスミレ」、右が鮮やかな青い花をつける 「オオイヌノフグリ」です。名前の由来は…、自分で調べてみてください

  

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2007年3月18日 (日曜日)

2007ツーリングマップル

[ 00.全国, z.その他, 著者:内田一成]

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 2007年版のツーリングマップルがついに発売となりました。

 手元に全国分が届いて、自分が担当した中部北陸版を開いて、去年の取材を懐かしく思い返すと同時に、 他のエリアの担当者の去年の足跡を追いながら、プライベートなツーリングのルートなどを想像して楽しんでいます。

 ツーリングの現場でのガイドとしての使用法の他に、パラパラとめくって、ルートをプランニングするのも旅の楽しみ。 旧版が手元にあったら、お勧めルートやコメントを比較すると、そこに時代が垣間見えてきたりして面白いものです。

 ぼくが担当している中部北陸では、この数年の間に夏のツーリングのメッカであった乗鞍スーパー林道でマイカー規制が始まり、 一般車両はあの雄大なスカイラインを自分の車やバイクで行くことができなくなりました。

 一方、これも日本有数のスカイラインだったビーナスラインが無料化されて、あらたな夏の人気ルートになりました。 以前は区間分けされた有料道路で、全線を辿るとバイクでも3000円以上かかりました。 それが一気に無料とされたのだから画期的なことでした。

 また、もっと遡ってみると、上高地線がまだ期間限定のマイカー規制で、 シーズンを外せば小梨平の駐車場までマイカーで入れた時代を思い出させてくれます。手掘りの釜トンネルは一方通行で、 信号のタイミングが悪くて赤になったばかりだったりすると15分も待たされました。

 その釜トンネルはひんやりとして、エンジンの反響音が異様に大きく響いて、 異界へ向かう道を辿っているような気にさせられたものでした。実際、このトンネルを抜けると、大正池と清冽な流れの梓川の向こうに、 雄大な穂高連峰が立ちはだかる日本離れした自然景観に感動させられました。

 今年は、一回り大きなB5版で活字も見やすく、防水紙仕立てで、さらにリング綴じの「ツーリングマップルR」も併売となります。

 今月末には、ぼくの手元には新しい愛車「BMWR1200GSアドベンチャー」が届きます。 2007ツーリングマップル中部北陸の表紙を飾った思い出のマシンでもあります。

2007年3月12日 (月曜日)

健康ランド・カプセルホテルも便利ですよ!

[ 00.全国, h.泊まる, 著者:滝野沢優子]

 みなさん、ツーリングのときはどういうところに泊まりますか?

 私は以前にも書いたように、キャンプ(野宿含む)、ユースホステル、公共の宿、 ビジネスホテルなどに泊まることが多いのですが、 たまに健康ランドカプセルホテルを利用することもあります。

 といっても、健康ランドもカプセルホテルも、最近初めて利用してみたばかりなのです。男性専用っていう意識があったし、 一人で利用するのに抵抗感があったのですが…、これがなかなかいいのです。

 まず、健康ランド。広々した大浴場や食堂、休憩室のほか、 24時間営業のところなら仮眠室があり、大部屋に並んだベッドで眠ることができます。 万が一そこが満員になっていても、リクライニングの椅子でゆったりした姿勢で横になれるので安心です。 だいたい大都市の近郊にあることが多く、駐車場もたっぷりあり、なんといっても予約不要で、夜遅く行っても、 早朝にチェックアウトしても何の気兼ねもいらないのがうれしいです。満室で入れない、っていうこともおそらく無いと思われます。 たまに男性用の仮眠室しかないところもあるので、女性はやっぱり事前にチェックしたほうが安心ですね。 料金は深夜料金を入れても3000~3500円くらいが相場です。 

 荷物は鍵つきロッカーに入れておけるし、専用の浴衣&タオルも借りられるので気軽な格好でリラックスできます。 欠点としてはプライベートスペースがないこと。飲みものと食べ物の持ち込みもできません。中に食堂や自販機はありますが、やや割高、かな。 それでも宿が確保できないときなど健康ランドの存在はとってもありがたいので、ぜひぜひ利用してみることをオススメします。 女性一人でもまったく問題ありませんよ。

 一方、カプセルホテルはほとんど大都市の駅前にあるので、 バイクツーリングの場合は健康ランドより利用度は低いかと思いますが、やはり24時間やっているので、 その点でビジネスホテルよりも気軽に使えます。 料金も3000~3500円くらいと安いので寝るスペースが狭いのが難点ではありますが、 公共スペースは意外に広いし、カプセルの中の空間はテントみたいで落ち着けるという人もいるのでは? 
 ただし、残念ながら女性が泊まれるカプセルホテルはごく少ないです。私が利用したことがあるのは東京・赤羽にある 「赤羽ブロックルーム」。男性フロアとはちゃんと隔離されていて安心だし、女性用のお風呂、コインランドリーもあるし、 シャンプー、バスタオル&タオル、風呂用スポンジ、歯ブラシなども用意されていました。 利用している人も自分を含めて怪しい感じではありませんでしたよ。自販機の飲み物も外部と同じか、安いものもありました。良心的です。 東京での宿として連泊利用する人もいるようですよ。2800円と格安です。 インターネットで割引券を使えばさらに300円も割引きされます!

 というわけで、どちらも便利で快適で安くて利用度高いです!
 女性ライダーの皆さん、野宿よりはトライしやすい「健康ランド」と「カプセルホテル」、ぜひ利用してみてくださいね!

(※以下、写真はすべて「赤羽ブロックルーム」のものです)  
カプセルホテルの部屋   カプセルホテル部屋の外観 カプセルホテルの備品
▲(左)カプセルの中はこんな感じ。コンセントもあるし、鍵付きロッカーもあります
▲(中)こんなふうにカプセルが並んでいます。私語厳禁なので静かです
▲(右)寝巻きとスリッパが支給されます

カプセルホテルの脱衣所 カプセルホテルの風呂 カプセルホテル リビング 
▲(左)浴室の脱衣所
▲(中)お風呂は2人サイズ。シャンプー、Bシャンプーもあります
▲(右)共有スペースも男女別。液晶TVもあります

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2007年2月19日 (月曜日)

自慢の友人

[ 00.全国, 99.海外, a.風景, 著者:滝野沢優子]

 昨日は恵比寿にある「東京都写真美術館」 へ行ってきました。

 私の高校時代からの友人である山岳写真家・ 菊池哲男氏の写真展最終日だったからです。
 同美術館の企画「日本の新進作家」にネイチャーフォトグラファーの前川貴行氏、林明輝氏とともに選出され、『地球(ほし)の旅人』 というタイトルで1月2日から開催されていました。

 菊池くんは現在、㈱ニコンのフォトコンサルタントとして写真教室や撮影ツアーを開催したり写真集を出版するなど、 写真家としての活動がメインになっていますが、もともとは㈱ニコンの一般社員でした。 休暇を利用して山岳雑誌のカメラマンとして取材をしたり、 個人的にも国内外の山へ精力的に登っていたのが社内でも認められて現在のポジションを得たのでしょう。

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▲(左)『地球の旅人』写真展のカタログ本。 菊池くんのフィールドである北アルプスが表紙になっています
▲(右)北アルプス・鹿島槍の星空とオーロラ。そういえば、 菊池くんは地学部の部長で高校時代から星の写真をよく撮ってました

 菊池君や私が通っていたのは、上野の山にある都立高校です。一応進学校だったのに、理系、文系というクラス分けがなく、 必修科目以外は自分で選択して時間割を組み、それぞれの教室へ移動するシステムでした。制服も校則も生徒会もなく、 二期制で秋休みがあるという、大学のように自由な学校でした。もちろんバイク通学もOK。私も原付やサイクリング車で通っていました。 それでもツッパリ(古い!)もいなかったし、イジメもなかったなあ。

 私たちの担任だったのが、当時30歳くらいだった地学のS先生。S先生は教育大学の山岳部出身で、 私たち生徒を谷川岳にある大学の山小屋泊の山行に連れて行ってくれたり、自らも研究日を使ってあちこちの山に登ったり、 夏休みなどは車でアメリカ横断やヨーロッパ旅行をしたり、とワクワクする話をたくさんしてくれました。今から思うと、 私や菊池くんなどはS先生に大きく影響を受けて今に至っているのかもしれません。 

 え~っと、何が言いたいのかといいますと、要するに、好きなことを続けていれば道は開ける、 ということです。まったく会社勤めをしないで好きなことだけやってもうすぐ還暦、という賀曽利さんは別格として、私なども 「仕事でも何でもいいから旅をしたい!」と会社員を辞め、菊池くんの紹介で山岳雑誌編集部でアルバイトをしたあとフリーランスとなり、 今まで何とか旅を仕事にすることができています。

 といっても会社を辞めて好きなことだけやれ、と言っているわけではありませんよ。 菊池くんの場合は会社を辞めずに現在の地位を得たわけで、みなさんも菊池氏のやり方を参考にして、 会社を利用しながら好きなことを続ける方法を模索してみてはいかがでしょう。

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▲2001年には雑誌『山と渓谷』の表紙撮影も担当していました。とにかく私の自慢の友人です。 みなさんもご贔屓にしてください

 

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2007年1月29日 (月曜日)

ブラックアイスバーンに注意!

[ 00.全国, d.道, z.その他, 著者:滝野沢優子]

 今年の冬は暖冬ですね。道路にもまったく雪がなくてなんだか拍子抜けです。我が村の、とある湖も今年はまったく凍らず、 氷上ワカサギ釣りが営業できず商売上がったりだそうです。 

 そんなわけで、雪道に対する注意力不足もあったんでしょう、先日、ある山道を車で走っていたら、 突然スピンして路肩に突っ込んでしまいました。

 突っ込んだ先には雪が積もっていたので車に損傷はなく、交通量も全然なかったので大事には至りませんでしたが、もし、 交通量の多い道路で、もし路肩に雪が積もっていなかったら、大事故になったか谷に落ちていたか。ちゃんとスタッドレスタイヤを履いていたし、 直線路でブレーキをかけたわけでもないのに…。

 そこはブラックアイスバーンでした。一見すると濡れているだけに見えるのですが、雨が凍ったり、 溶けた雪が凍ったりして路面がツルツル、という状態です。圧雪された道路ならもっと注意して走るし、 ブレーキやアクセルを注意深く操作すれば意外に転ばないものなのですが、雪がないと実際の路面状況がわかりにくいし、 つい油断してしまうんですね。一番注意しなくてはならない道路です。

 バイクではなおさらですね。私もバイクに乗り始めの頃、 11月中旬に長野県の美ヶ原近辺で凍った道路で転倒した苦い思い出があります。東京生まれで東京育ちだったので、 アイスバーンというものを知らず、「なんだか道路が光っているなあ」くらいに思ってそのまま突っ込んだら見事にスッテンと転び、 初めてアイスバーンの洗礼(?)を受けたのです。今思うと、あれこそ「ブラックアイスバーン」 だったんですね。以来、冬のツーリングでは慎重に走ってきたのですが、車だとスタッドレス、 四駆だという安心感もあってバイクのときより油断してしまったのだろう、と思います。

 現在、東北編担当の賀曽利さんが『300日3000湯』 の企画で北陸~岐阜あたりをバイクで走っています。さすがベテランだけに転倒も少ないようですが、まだまだ寒い季節は続きます。 最後まで安全に走りきってくださいね~。

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▲これはトルコ~ギリシャへの道路。こんな圧雪なら意外に転倒せずに走れますが、 転倒すると荷物が重いし足も滑るし、バイクを起こすのが一苦労です

 

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2007年1月 5日 (金曜日)

あけましておめでとうございます!

[ 00.全国, b.温泉, 著者:賀曽利隆]

 みなさ~ん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 ぼくは今、「温泉めぐりの日本一周」の真最中で、1月10日には「本州西部編」に出発します。午前7時に東京・日本橋を走り出しますが、ご都合のつく方、ぜひともおいで下さい。スズキDJEBEL250XCでの「本州西部編」ですが、旅の途中、ぼくの姿を見かけたらぜひとも声をかけて下さい。普段、「ツーリングマップル」を愛用されているみなさん方と温泉でばったり、なんていうのもすごくいいですね。ぜひとも湯につかりながらの「湯の中談義」をしましょう!「本州西部編」では関東から碓氷峠を越えて信州に入り、新潟へ。そのあたりが最大の難関だと思っていますが、雪と格闘しながら温泉をめぐります。「冬もバイクの季節だ!」
 と、叫びながら。でも、寒そう…。「300日3000湯」計画の「温泉めぐり日本一周」ですが、全国を8分割してまわっています。すでに「関東編」と「甲州・信州編」を走り終えました。49日間で8305キロを走り、419湯の温泉に入りました。「本州西部編」のあとは「四国編」、「九州編」、「本州東部編」、「北海道編」とつづき、「伊豆諸島編」を最後に11月1日で終える予定です。「目指せ、3000湯!」で、何としても3000湯の温泉に入りたいと思っています。3000の温泉を通して2006年&2007年の日本の姿を見てみたいのです。「温泉めぐりの日本一周」を終えたあとですが、東京の旅行社「道祖神」主催の「カソリと走ろう!」シリーズ第13弾目のバイクツアー、「アンデス縦断」に出発します。出発点はペルーのリマ。アンデス山中を走り抜け、南緯40度線を越え、「吠える40度」の猛烈な風が吹きまくるパタゴニアを縦断し、マゼラン海峡を越えてフェゴ島に渡り、世界最南の町ウシュワイアへ。ゴールはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスです。全行程1万2、3000キロぐらいでしょうか、それを60日間で走破します。ぼくは昨年の「シルクロード横断」1万3000キロを走ったスズキDR-Z400Sで行こうと思っています。「トランスアンデス・エクスペディション」の最終的な決定は5月以降になりますが、興味のある方は「道祖神」(バイクツアー専用デスクの電話は03-5444-8190)までお問い合わせ下さい。
 ということでみなさ~ん、2007年もおおいにバイクで走りまくりましょう~!
 各エリアの「ツーリングマップル」だけは忘れないで下さいね。
(賀曽利隆)


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「300日3000湯」の「甲州・信州編」を走り終え、12月25日15時10分、東京・日本橋に到着。1月10日には「本州西部編」の旅立ちます!

2006年12月22日 (金曜日)

「大温泉地めぐり」と「超秘湯めぐり」

[ 00.全国, 03.関東・甲信越, b.温泉, 著者:賀曽利隆]

 今回の「温泉めぐりの日本一周」では、何軒もの温泉宿や何ヵ所もの共同浴場があるような大温泉地でも、どこか1湯に入ると、すぐに次の温泉地に向かっていかなくてはならない。でないと、「300日3000湯」は達成できない。たとえば草津温泉では温泉街の中心にある共同湯「白旗乃湯」に入り、それをもって草津温泉とし、湯から上がるとすぐさま群馬・長野県境の渋峠に向かっていった。草津温泉にはそのほかにも17湯の無料湯の共同湯があるし、膨大な湯量を誇る草津温泉ならではの「西の河原大露天風呂」のような日帰り湯の大露天風呂もある。
 草津温泉のような大温泉地での温泉めぐりができないのが辛いところだ。ぼくは共同浴場めぐりが大好きで、共同浴場が何ヵ所もあるような大温泉地ではまずは宿を確保し、そこを拠点に共同湯めぐりをすることが多い。
 それともうひとつ、那須温泉郷では三斗小屋温泉に行くのを諦めた。三斗小屋温泉に行くためにはロープウェイで山頂駅まで上がり、そこからさらに2時間ほど歩かなくてはならない。1温泉地だけでそれだけの時間をとることはできなかったのだ。
 これはぼくにとってはものすごくストレスの溜まること。で、「300日3000湯」の「温泉めぐり日本一周」を始めたばかりだというのに、もう、それにひきつづいての温泉めぐりを計画している。それが「大温泉地めぐり」と「超秘湯めぐり」だ。「大温泉地めぐり」ではたとえば草津温泉だったら、どこかの宿に泊まり、1日かけて全共同湯をめぐるのだ。温泉手形のあるような大温泉地では、それで入れる宿の湯をめぐるのだ。「超秘湯めぐり」ではやはり1日がかりで、往復何時間も歩かなくてはならないような超秘湯の湯につかるのだ。
 温泉めぐりの奥は深い。何かやると、さらにその先のいろいろなことが見えてくる。さらにもっと、もっと日本の温泉を極めたいという気持ちがフツフツと沸き上がってくる。これというのも、まずは第1弾目の「関東編」を終えることができたからなのだ。旅はステップ・バイ・ステップだ。何かひつのことを成しとげると、自分の目の前には必ずもう1段、上のステップが見えてくるものなのである。
(賀曽利隆)

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草津温泉の中心の「湯畑」

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草津温泉「湯畑」前にある共同湯の「白旗乃湯」

2006年12月15日 (金曜日)

「全日本道路地図」と「ツーリングマップル」

[ 00.全国, 03.関東・甲信越, b.温泉, k.グッズインプレッション, 著者:賀曽利隆]

 今回の「温泉めぐりの日本一周」のプラニングに使ったのは、昭文社の「全日本道路地図」。360ページ以上あるぶ厚い道路地図帳だ。この1冊があれば、日本全国をカバーする。かなり細かく温泉地ものっている。この「全日本道路地図」に温泉地を結んでいくような線をマーカーで引いていった。こうして事前に日本を8エリアに分け、めぐる温泉をザーッと書き出した。実際に走りはじめると計画とはずいぶんと違うところが出ているが、全体を把握できているのは「全日本道路地図」でのプラニングによるところが大きいと思っている。この「全日本道路地図」は大きいし、重いし…ということで、最初は持つのをやめようと思った。それを無理して持ったのだが、北関東ではおおいに助けられた。縦30センチ、横21センチの大きさと、182ページというぶ厚さがちょうどいい風よけになってくれたのだ。北関東の風の冷たさに泣きが入ったとき、試しにこの「全日本道路地図」をジャケットの内側の胸に入れたのだ。これが大正解。新聞紙などの比ではないのだ。ウエアを1枚か2枚、余分に着たかのような効果があった。それ以来、北関東では「全日本道路地図」は手放せないものなった。
 毎日の温泉めぐりのツーリングに使ったのは「ツーリングマップル」の「関東編」。この24日間というもの、表紙と裏表紙の瀬戸雅彦さんのお顔をそれこそ何百回となく見た。これほど瀬戸さんのお顔を頻繁に見るのはもちろん初めての経験だ。1日の走りを終えて温泉宿に入り、湯から上がってまずすることは、カンビールを飲みながら「ツーリングマップル」にピンクのマーカーでその日に走ったルートの線を引いていくこと。それがまた無上の喜びを感じる瞬間でもあった。線を引くことによって「自分はこれだけ走った!」という大きな満足感を得られたし、それがまた自信となって「よーし、明日もがんばろう!」という気にもさせてくれた。「地図効果」というのは「温泉効果」同様に、きわめて大きいものがある。「関東編」にひきつづいての「甲州・信州編」でも、「ツーリングマップル」は「関東編」を使うので、もうしばらくは瀬戸さんのお顔を見つづける日々がつづく。
(賀曽利隆)

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温泉めぐりに欠かせない2冊の地図

2006年12月11日 (月曜日)

絶対オトク!「温泉パスポート」

[ 00.全国, b.温泉, 著者:滝野沢優子]

 現在、賀曽利さんが「300日3000湯」の企画で全国の温泉をめぐっています。ツーリングライダーは温泉好き、けっこう多いですよね。賀曽利さんのように1日10湯というのは普通の人には無理があるけれど、2、3湯くらいなら普通に楽しんで入れるものです。特に寒い今日このごろ、冷えた体が少しずつ溶けていくような感覚、たまりません。

 ところで、最近、多くの温泉地で「湯めぐりパスポート」「入浴手形」などという名称で、オトクな日帰り入浴チケットを販売していますよね。1000円で3ヶ所回れるとか、無料券が付いているものとか、小冊子形式のもの、お土産にもなりそうな木製の札などなど、いろいろなシステム・デザインがありますが、今のところ知っている範囲で一番オトク度が高いのは塩原温泉(栃木県) の「湯めぐり手形」。 塩原温泉は2006年が開湯1200年ということで新しい足湯施設がオープンしたし、 観光に力を入れている感じです。

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これが一番太っ腹な塩原温泉の「湯めぐり手形」。 900円で1年間有効無料入浴券が1枚付いているだけでなく、協定旅館や施設の風呂ならいつでも、何度でも半額になります。旅館の中には日帰り入浴料金1000円というところもあるので、そこで無料券を使えばそれだけでモトがとれるというワケ。
 また、各旅館・施設を利用するとスタンプをくれて、それが20箇所になると抽選で宿泊券やオリジナル桶などがもらえるというのだから、ダブルでオトクです。そのほか飲食店、土産物屋などでも割引を受けられるので、トリプルでオトクです。塩原温泉へ行ったら絶対GETすべし! 「塩原もの語り館」の中にある観光協会で売っています。

 オトク度では別府の「温泉本」 も負けてはいません。

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↑別府の各温泉地や旅館の詳細なガイドや地図だけじゃなく、旅館の無料入浴券1枚、100円引き券1枚、 10%引き券ほか、地獄めぐりなど観光ポイントの割引券もたくさん付いていて、とにかく便利でオトク。別府市内のコンビニや本屋、フェリーの中などで売っています。350円。

 また、別府では137湯あるうちの八十八ヶ所を巡れば「別府八湯温泉道実行委員会」から「温泉名人」として認定されるそうです。詳しくは温泉道のホームページを見てみましょう。

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↑これは奥津温泉(岡山県)の入浴手形。1300円で3ヶ所入れるという、よくあるパターンのもの。

 さて、最後にとっておきのオトクを特別に教えましょう。それは、「温泉パスポート」。「自遊人」という雑誌の付録で、なんと全国80軒の旅館の風呂が無料で入れる、というスグレモノ中のスグレモノ。しかも、どこも源泉掛け流しのいい温泉ばかりなのです。それだけじゃなく、60湯以上入った人にはもれなく(!) 松阪牛をくれるというのだから、なんという太っ腹なんでしょう! 詳しくはコチラ。
 ただ、これを持っているのをうっかり忘れてしまい、入浴したあとで気がついたり、入浴時間が合わずに入れなかったりで、まだ一箇所しか利用していません。気の小さい私は無料で入るのがなんとなく悪い気もするし。でも期限は2007年の1月いっぱいなので、せめて10湯まで頑張ろうと思います。

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▲「温泉パスポート」は温泉好きな人々の間では超有名です

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2006年11月 1日 (水曜日)

「300日3000湯めぐり」スタート!

[ 00.全国, b.温泉]

本日6時30分、東京・日本橋から、賀曽利隆氏が日本全国の温泉を巡る「300日3000湯めぐり」がスタートしました。早朝にもかかわらず駆けつけた人たちに見送られ、賀曽利氏は無事に旅立っていきました。
今後、この「300日3000湯めぐり」の模様は、公式サイト にて、リアルタイムにレポートされます。TOURING WAVEともどもお見逃しなく。
(編集部)
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