外房・鴨川 見どころ&味どころ
[ 03.関東・甲信越, a.風景, c.食べる, 著者:瀬戸雅彦]
今年もツーリングマップル調査取材の季節となった。BMW R1200GS ADVENTUREで関東甲信越の取材を始めました。
例年だと取材の終盤にもってくることが多い房総半島を、今回は初期に取材しました。外房の鴨川は、関東在住の皆さんなら訪れることが多いところかと思いますが、ぜひ次回は訪れてほしい場所が2箇所あります。
まずは、鴨川市太海浜の目前にある名勝仁右衛門島(関東P31J-5)。この島はなんと個人の私有地で、バイクは駐車場に止めて手漕ぎ舟に乗ってアクセスするので、ツーリングに変化がつき、またなかなか興味深い島なのです。所有者・平野仁右衛門の屋敷は1704年に建て直され、これが見学できるのですが、築300年の家はなんとも趣きがあります。また源頼朝が潜んだという洞窟、日蓮聖人が朝日を拝んだ場所など、さまざまな伝説ポイントが点在。ほかにもとても自然豊かな島なので、歩いているだけで楽しめます。岸から眺めるとそれほど大きく見えない島ですが、実際は結構広くて楽しめます。一緒に手漕ぎ舟で渡った家族は、「おもいきって島に来てみてよかったね」と話していました。
もう一箇所は、くじら料理で名高い「ぴーまん」(関東P31G-6)。今年で25周年を迎えるというクジラ料理の老舗。近くの和田港にあがるツチクジラをはじめ、さまざまなクジラを味わえます。ちょうど訪れた日に近くの港で解体されたというツチクジラの焼き物のほか、さまざまなクジラの刺身をいただきました。ミンククジラの皮は口の中で溶けるような感じで、特に美味。お店を切り盛りしている女将さんはとても元気で楽しい人で、クジラについてのいろいろな話しが聞けます。和田港にあがるクジラは夏にした捕獲することができず、ひと夏26頭までという制限があるとか。今年は順調に獲れていて15頭を捕獲、残り11頭だそうです。環境保護団体・グリーンピースの抗議で世界的に捕獲も制限されているようですね。
房総の郷土料理である「なめろう」や「さんが焼き」は漁師が考案した魚料理で、外房付近で食べられる店が多く、また鴨川市一帯の各店がそれぞれの個性を生かした海の幸の丼、通称「おらが丼」もぜひ食べてみて。ちなみに「おらが」とは「我が家の」という意味。安房鴨川駅近くの地魚創作料理「風神」(関東P31J-4)のおらが丼「海鮮吹寄丼」は、マグロ・イカなど15種類もの魚が盛られていて感激。
味と見どころ。いずれにしても、房総ツーリングで鴨川を素通りするのは、あまりにもったいないですね。

































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