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2008年7月20日 (日曜日)

GARMIN Colorado300

[ k.グッズインプレッション, 著者:内田一成]

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 GARMINの最新型GPS"Colorado300"の日本版の実機が届き、テストしている。

 これは、ハンディGPSとしてMAP60シリーズの後継に位置づけられるもので、画面は一回り大きくなって視認性が高まり、 筐体は一回りコンパクトになっている。ちょうど、小型GPSの定番eTrexしりーずとMAP60シリーズの中間サイズ。

 Coloradoは上部にあるロックンローラーホイールを回してメニュー操作する形となっていて、片手で楽に操作できる。

 今回はMTBに汎用のRAMマウントで装着してみたが、筐体はやや大きく感じるものの、大画面の恩恵は大きい。 まだバイクのほうでは装着してみていないが、バイクならこの大きさも違和感なく使用できそうだ。

 GPS信号の受信感度やレスポンスはMAP60シリーズの最新モデルCSxやバイクナビのzumo550と同じ。 クルマやバイクのオンボード用として使うには、外部電源を使用する形がポピュラーだと思うが、その際は、 バッテリーの消耗を気にすることなく、バックライトを常時オンにして、より視認性を高めて使うことができる。

 バッテリーでの使用は、最大で10時間程度使えるというカタログデータがある(今、実際にデータを取っている最中だ)。これは、 MAP60シリーズの20時間に比べると劣っている。例えば、一泊以上の山行やトレッキングなどに使おうとすると、 予備電池を用意する必要がある。もっとも、ぼくを含めて、大多数のユーザーの使い方は、通常はバイクやクルマに装着していて、 降りて散策時などにマンナビとして使うというケースがほとんどだろうから、バッテリーの持ちは合格点といえるだろう。

 バイクナビのzumo550はリチウムイオンバッテリーで実用5時間程度の使用ができるが、これは筐体も大きく重いので、 マンナビ用としてはあまり実用的ではない。

 そう考えると、Colorado300は、汎用性も高く、一般的なバイクツーリングにはベストな一台といえるだろう。

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**ちょうど手に馴染みやすい曲線を描くフォルムは、       ハンディ機としてとても使いやすい**

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**ロックンローラーホイールは、ワンハンドオペレーションが容易で、       インターフェースも直感的で使いやすい**

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**これは自転車用のアタッチメントを付けたRAMマウント。バイクで使用するには、       Uボルトマウントを使用する。自転車では、標準のサイクルマウントを使ったほうがコンパクトになり、       ステムにも固定できるので使いやすそうだ**

■GHARMIN Colorado300■

2008年7月13日 (日曜日)

不思議な縁

[ f.出会い, 著者:内田一成]

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 つい先日、三好レイコさんの紹介で、Kさんという方と会った。

 あるアウトドアメーカーに関わる仕事の話だったのだが、いろいろと話をするうち、 Kさんが長い間アドベンチャーレースの取材を続けているとのこと。
「それなら、山田周正さんをご存知でしょ?」
「ええ、周正さんとは、何度も取材ご一緒しました。内田さんもお知り合いですか?」
なんて流れになった。

 周正氏とは、しばらく会っていないけれど、同じオフロードバイク乗りとして昔から知っているし、 カリフォルニアのグラミスで彼が開催しているデザートナビゲーションチャレンジは、その第一回にオフィシャルとして参加させてもらったし、 お互いジョセフ・キャンベルのファンだったりと、とても気の合う友人だ。

 世間は狭いというけれど、そんな共通点を見いだしてからは、話はどんどん脱線して、普段、 あまり人と話はしないスピリチュアルなことでまで盛り上がってしまった。

 ぼくは、かつて、このコラムにも書いたことがあるけれど、『土地に呼ばれる』という経験を何度もしている。もう15年以上前から、 あちこちの聖地巡りをしているのだけれど、興味を抱いて、そこに行ってみたいと思った場所からは、必ず、 その土地神様がぼくを呼びつけたとしか思えないようなタイミングで、その土地の人から誘いを受けて出向くことになる。

 今回、Kさんとの話の中では、二年前に沖縄の御嶽巡りをして、その後も、この『女神の島』に興味を持っていると話したら、「私、 その女神の末裔が友達ですから、今度紹介します……」といったような展開になった。

 先週は、『内地』の仏様に導かれ、今度は沖縄……そしたら、たまたま書店で手にした最新号のCasaBURUTUSは、 ぼくがかねがね訪ねてみたいと思っている海外の聖地特集だった……と、それだけではまだ終わらず、今まさに、 ツーリングマップル関西担当の滝野沢さんは、その聖地巡りをしてるんだった。ちなみに、彼女は、 某登山専門誌編集部でぼくの後輩に当たるのだ……。

 最近、あらゆる物事が繋がっていると思えてならない(笑)

2008年7月 6日 (日曜日)

千手観音

[ 03.関東・甲信越, 著者:内田一成]

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『観音』という言葉は、『遠くの音を観る』という意味だそうだ。ヒンドゥー語の「アヴァロキテシュヴァラ」。"ava"=「遠く」、 "lokita"=「光る、輝く」、"svara"=「音」。

 遠くというのは、必ずしも距離的に遠いということではない。「ここ」とは異なる次元、彼岸といった意味でもあるだろう。

『観音』は、観音菩薩という仏の意味でもあり、 つまりは遠くにおわす観音のその存在を示すイマジネーションを自らの内に描き出すということになる。

 キリスト教なら「神の福音」ということになるのかもしれないが、こちらは、 人間より上位にいる唯一絶対の神が幸せを投げ与えてくれるといったような意味合いで、人間は、ただひたすら神という存在を信じて、 それに向かって拝むしかない。

 だが、観音は、ただ拝めばいいというのではなく、具体的に自分が求める救いやら安らぎの「形」を「観想」しなければならず、 それが明確であればあるほど救いや安らぎも明確に現れる。あくまでも、自分が主体的に思考し、ただ闇雲に拝むのではなく、 イメージを具体化していかなければ、救いも安らぎももたらされない。

 東洋思想は、とても主体的な思想だ。すべては、自分にかかっている。受身に待つのではなく、 自分から彼岸=イマジネーションの世界に主体的にアプローチして行き、じつは何もないその場所に、想像力を働かせて、 救いや安らぎのイメージを確立しなければならない。

 しかも、思考装置としてとても優れていて、救いや安らぎ、あるいはそれをサポートしてくれるイメージとしての「姿」 がいくつか用意されている。

 観音なら、聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准底観音、如意輪観音、 不空羂索観音の七観音や三十三の応神観音といったある種のメニューともいえる具体的なイメージも用意されている。

 人が何か悩みを抱えたとき、多彩な観音のイメージの中から、自分に救いをもたらしてくれる観音を心に思い描き、 それが身近にあるようにイメージする。それが『遠くの音を観る』という行為だ。

 これは、心理療法そのものだ。それもカウンセリングに頼って、「とりあえず」不安を取り除くといった対症療法ではなく、 自ら解決することで「克服」することを意図しているとても洗練された療法だ。

 洗練されているといえば、例えば、「如来」と「菩薩」の違いにも、東洋思想の洗練度がよく現れている。如来は仏像としては、 薄い一重の布を纏うだけで裸に近い姿をしている。ところが菩薩のほうは、しっかりとした服装で武器を手にしている。

 如来も菩薩も悟りを開いた仏ということでは同じだが、如来は悟達し満足し、彼岸で安息しているのに対し、菩薩は彼岸に留まらず、 この世に舞い降りてきて、人の悟りを助けようとする。そんな「機能的」な違いが、はっきりとした姿形で表現されている。

 そんなことを思ううち、ふと観音を訪ねたくなって出かけてきた。

 坂東三十三番札所の一つ、巌殿山正法寺。ここには、千手観音像が安置されている。

 濃密な緑から立ち上る蒸せるような暑さに喘ぎながら、参道を辿っていくと、小広い境内に出る。そこには、巨大なイチョウが聳え、 これに見守られた木陰には、麓から爽やかな風が吹き上げてくる。ホッと一息ついて、足元を見ると、そこに千手観音がいた。

2008年6月29日 (日曜日)

New BMWR1200GSADVENTURE

[ j.バイクインプレッション, 著者:内田一成]

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 先日、GSチャレンジで久しぶりにオフロードランを楽しませてもらったNew BMW1200GSADVENTUREだが、昨日は、 これを富士の特設コースに持ち込んで、全開走行する機会が持てた。

 今回、GSには、ESA(電子調整式サスペンション)やASC(オートマチックスタビリティーコントロール)が盛り込まれて、よりライダーのニーズに合わせたセッティングができるようになったのはいいのだが、ESAはよしとして、ASCは例えば、舗装路からダートに飛び込んでアクセルを開けたとたんにまるでエンジンの圧縮が抜けたかのように失速してしまい、オフロードランを主体に楽しむユーザーには、必要ない装備のような気がする。

今回のダートランでは、ずっとASCはキャンセルしたままだった。

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 今回は、前後ともKAROO2というオフロード専用タイヤを履いたのだが、こいつは、まあ、モトクロスでいうノビータイヤのようなもので、舗装路では、ターンの時に顕著なオーバーステアの特性をみせたり、難聴になりそうなほどのロードノイズが凄まじい。       

 ところが、オフロードにはいると、オーバーステアな特性がGSの巨体をいとも簡単にバンクさせてくれて、普通のエンデューロマシンにでも乗っているような気にさせてくれる。

 また、ご覧のようなブロックパターンなので、食いつきも良く、GSのフル加速でもやや左右へのスライドは起こすものの、 リスキーな破綻はなく、確実に前進させてくれる。

 今回は、余興で3.0リッターのX5と加速競争をしてみたのだけれど、出足加速でいきなりリードして、後は、数秒のうちにこちらの砂煙の彼方にX5は消え去ってしまい、まったく勝負にならなかった(ロードタイヤのX5には酷な条件だったけれど)。

 しかし、この超重量級マシンをダートで150km/hオーバーで走らせる快感は、筆舌に尽くしがたい。昔、BAJAのドライレイクでTT600を全開走行したときの気分が蘇ってきた。

2008年6月22日 (日曜日)

SHINICHIRO ARAKAWA ライダースジャケット

[ k.グッズインプレッション, 著者:内田一成]

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 春にオーダーしていたライダースジャケットが、忘れた頃に届いた(笑)。

 ヨーロッパで人気を博しているSHINICHIRO ARAKAWAブランドの一見、フォーマルダブルジャケット風のジャケットだ。

 シンイチロウ・アラカワ氏はHONDAのカスタムブランドウェアのデザインなどでも知られているが、じつは、 昔からのバイクフリークで、ファッションプロパーのデザインを手掛けているときも、 自分なりのライディングジャケットのデザインを構想していた。

 いつだったか、原宿のバーで、酒を飲みながら、SHINICHIRO ARAKAWA流のライドライフスタイルの話を聞かせていただいた。ライディングの機能は十分なパフォーマンスを秘めていながら、いかにも 「ライダーでござい」といった主張をすることなく、ファッションプロパーに見ても、十分にスタイリッシュなウェア……まさに、 そんなウェアはないものかと、自分でもずっと思い続けていたものだから、大いに盛り上がった。

 そして、いくつかのプロトタイプを経て出来上がったのが、このウェアだった。

 一見、サテンのようなしなやかな生地は、じつは強度のあるナイロンで、糸がとても細く、 それが緻密に編まれているためにとてもしなやかな風合いを醸し出している。

 ライディング時には、前立てをボタン止めして、ネックストッパーで首もとを止めれば、防風性の高いライディングウェアとなる。肩、 肘、背中にはしっかりしたプロテクターが装備されていて、安全性も高い。

 シルエットは、写真では緩く見えるが、実際に着てみると、けっこう締まったシルエットで、着やせして見える(笑)。さすがは、 一流のファッションメーカーが手掛けると違うと唸らされる。

 さて、こいつを着て、どこへ出掛けてみようか……。

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**ライディング時は、しっかりと風を防ぐスタイルになる。襟元には、       小さいながら効果的なリフレクターがパッチされている**

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2008年6月15日 (日曜日)

GARMIN zumo550 (ガーミン ズモ 550)モディファイ

[ k.グッズインプレッション, k.グッズインプレッション, 著者:内田一成, 著者:内田一成]

 zumo
**非常に見やすい位置にセットできたGARMIN zumo550。メーターの視認性を妨げず、 これまで使うことをあきらめていたタンクバッグが使えるようになった**

 昨年から愛車のR1200GSADVENTUREに装備して使っている"GARMIN zumo550 (ガーミン ズモ 550)"。当初は、自由度の効くRAMマウントとTOURATECHマウントを併用してハンドルまわりに固定していたのだが、 zumoは単体重量が重くて、ハンドルに伝わる振動で結構揺れることや、大型画面が視野の横のほうにあることが気になったりして、 TOURATECHの純正ハンドルクランプブラケットで、メーター類の下側に位置するような形でセットした。

 これによって、振動で筐体が震えることもなく、メーター周りの視認性を妨げることもなくなったのは良かったのだが、今度は、 タンクバッグと干渉して、タンクバッグを装着できなくなってしまった。

 まあ、zumoがあるから、地図を取り出しやすいタンクバッグに収納する必要もないし、これでいいかと妥協していたのだが、 ちょっと街乗りしたりする際には、タンクバックが使えないのはどうにも不自由だ。

 そんな悩みを抱えているところに、 ADVENTUREの大型カウル取り付けステーを利用したGPSマウントアダプターが発売されたので、さっそく試してみた。

 これは、メーター周りの上にに取り付けるスタイルで、 ちょうどラリーマシンのマップホルダーを取り付けるあたりに位置するようになる。

 これならメーター周りの視認性を妨げず、しかも視線移動がミニマムで地図の確認ができるので、 安全性も今までのマウント方法より高い。なによりうれしいのは、これでタンクバッグを心おきなく使えるようになったことだ。

 zumo本体のほうには、オリジナルPOIやルートデータ、それに最新のオービスデータ等々を収納し、 どんどんオリジナル度合いが高くなっている。

 この夏からは、ずっと中断していた「レイラインハンティング」も再開する予定で、 そちらの主力マシンは、最近発売された"GARMIN Colorado300 (ガーミン コロラド300)"を使う予定だ。

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**今まで専用ブラケットで装着していた位置。視認性は問題ないのだが、 タンクバッグが使えなくなってしまった**

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**新発売のブラケットで、カウルステーに装着。この位置は、ラリーでマップケースを装着する部分で、 視線を逸らすことなく位置が確認できるので、安全性も高い**

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**Touratechは、BMW純正パーツのOEMも行っているメーカーなので、 非常にフィッティングの相性が良い。ちなみに、写真のzumoは、乱反射防止のために、 オリジナルモデルがシルバーキャップなのに対してブラックキャップに換装してある**

■関連リンク■
冬の信州でzumo(ズモ)』 ……RAMマウント装着例オペレーション案内
zumo(ズモ)用カスタムキャップでモディファイ

■取り扱い■
GARMIN zumo550本体、各種パーツは、「OBTセレクト」で扱っています。

GARMIN zumo550 (ガーミン ズモ 550)モディファイ

[ k.グッズインプレッション, k.グッズインプレッション, 著者:内田一成, 著者:内田一成]

 zumo
**非常に見やすい位置にセットできたGARMIN zumo550。メーターの視認性を妨げず、 これまで使うことをあきらめていたタンクバッグが使えるようになった**

 昨年から愛車のR1200GSADVENTUREに装備して使っている"GARMIN zumo550 (ガーミン ズモ 550)"。当初は、自由度の効くRAMマウントとTOURATECHマウントを併用してハンドルまわりに固定していたのだが、 zumoは単体重量が重くて、ハンドルに伝わる振動で結構揺れることや、大型画面が視野の横のほうにあることが気になったりして、 TOURATECHの純正ハンドルクランプブラケットで、メーター類の下側に位置するような形でセットした。

 これによって、振動で筐体が震えることもなく、メーター周りの視認性を妨げることもなくなったのは良かったのだが、今度は、 タンクバッグと干渉して、タンクバッグを装着できなくなってしまった。

 まあ、zumoがあるから、地図を取り出しやすいタンクバッグに収納する必要もないし、これでいいかと妥協していたのだが、 ちょっと街乗りしたりする際には、タンクバックが使えないのはどうにも不自由だ。

 そんな悩みを抱えているところに、 ADVENTUREの大型カウル取り付けステーを利用したGPSマウントアダプターが発売されたので、さっそく試してみた。

 これは、メーター周りの上にに取り付けるスタイルで、 ちょうどラリーマシンのマップホルダーを取り付けるあたりに位置するようになる。

 これならメーター周りの視認性を妨げず、しかも視線移動がミニマムで地図の確認ができるので、 安全性も今までのマウント方法より高い。なによりうれしいのは、これでタンクバッグを心おきなく使えるようになったことだ。

 zumo本体のほうには、オリジナルPOIやルートデータ、それに最新のオービスデータ等々を収納し、 どんどんオリジナル度合いが高くなっている。

 この夏からは、ずっと中断していた「レイラインハンティング」も再開する予定で、 そちらの主力マシンは、最近発売された"GARMIN Colorado300 (ガーミン コロラド300)"を使う予定だ。

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**今まで専用ブラケットで装着していた位置。視認性は問題ないのだが、 タンクバッグが使えなくなってしまった**

zumo550 zumo550_02
**新発売のブラケットで、カウルステーに装着。この位置は、ラリーでマップケースを装着する部分で、 視線を逸らすことなく位置が確認できるので、安全性も高い**

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**Touratechは、BMW純正パーツのOEMも行っているメーカーなので、 非常にフィッティングの相性が良い。ちなみに、写真のzumoは、乱反射防止のために、 オリジナルモデルがシルバーキャップなのに対してブラックキャップに換装してある**

■関連リンク■
冬の信州でzumo(ズモ)』 ……RAMマウント装着例オペレーション案内
zumo(ズモ)用カスタムキャップでモディファイ

■取り扱い■
GARMIN zumo550本体、各種パーツは、「OBTセレクト」で扱っています。

2008年6月 8日 (日曜日)

久しぶりのダート

[ 03.関東・甲信越, g.林道・ダート, 著者:内田一成]

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**重量級のGSを嬉々としてダートで飛ばす参加者……人のことは笑えないが**

 ほんとに、久しぶりにダートランを楽しんだ。

 群馬県の嬬恋で行われた毎年恒例の"GSチャレンジ"。金曜の前夜祭から始まって、土曜にはツーリングイベント、 ライディングスキルチャレンジ、そしてコンサート、日曜日はツーリングとスキルチャレンジの第二部。

 今年も全国から300台以上のGS乗りが集まって、"GS祭り"を楽しんだ。

 ぼくは、今朝4時に起きて現場へ駆けつけ、そのままコマ図を使ったツーリングイベントに参加。全長70kmのコースの中には、 けっこうなダートがあって、ブランニューのR1200GSADVで思い切り突っ走った。

 自宅から関越道を自走で現地まで行く間、ピュアオフロードのタイヤ"カルー"は、凄まじいロードノイズを上げて、 難聴になりそうになる。舗装路では、かなりクセがあって、必要以上に切れ込んでヒヤッとする場面もあるこのタイヤだが、 これがひとたびダートに飛び込むと、地面をわしづかみにするようにトラクションして、超重量級のADVをグイグイと前に進ませる。同時に、 舗装路では怖いほどのオーバーステアがダートでは、ADVを軽量トレール並みに、ヒラリヒラリと転回させてくれる。

 思えば、2002年のツールドニッポンに1150GSで参戦して以来、GSで本格的にダートを走るのは6年振りだった。

 現場では、GS乗りとしてお馴染みの松本充治さんや吉友寿夫さんとも久しぶりにあって、楽しい時間が過ごせた。

 なにより、参加者みんなが、そして主催者もとてもアクティヴで、 大人の趣味としてのツーリングやオフロードライディングを楽しむこの独特の雰囲気は、久しぶりに古巣に帰ってきた和みを感じさせてくれた。

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 ところで、気分良く戻ってきたのに、ネットニュースで、とんでもない鬼畜な事件が起きていたことを知った。

 生きる望みがなくなって自殺する奴もずいぶんバカだと思うが、今回の鬼畜に比べたら、自分の命を絶ってしまうほうがよほど高尚だ。

 人に注目してもらいたいとか、人に認めてもらいたい、あるいは自分のほうを振り向いて貰いたいと思ったら、 それなりに努力するしかない。何の努力もせず、ウジウジとして、引きこもり……しまいには、自分のうだつがあがらないのを人のせいにして、 社会を恨む。

 それだけだって、人間として最低なのに、逆恨みから人を手に掛けるなどというのは、もはや人間ではない。

 こういう鬼畜には、まともな法制度なんて適用してやる必要など、まったくないと思う……。

 世間には、いろんな悩みを抱えていても、一生懸命考えて、なんとか人生を切り開いていこうと悪戦苦闘している人がたくさんいる。 そんな人ほど、朗らかで、優しくて、誠意に溢れている。

 今回、GSチャレンジに訪れた人たちだって、ただ底抜けに明るくて、ハッピーなわけじゃない。人間だから、みんな、それぞれ、 悩みや苦しみを抱えている。だけど、こうして、勇気を出して、表に出て、仲間たちと接してみれば、生きる勇気と喜びが湧いてくる。

 ぼくだって、今、とても大きな苦しみを抱えている。だけど、行動すれば……少なくとも、表に出て仲間を見いだせば、 それが解決する糸口がつかめる、あるいは、糸口をつかもうという前向きな気持ちになることができる。

 だから、もし、今、自分の殻の中に籠もってしまっている人がいたら、まずは、扉を開けて、陽を浴びて、 どこかに必ずいる仲間を探しに行ってほしい……。

2008年6月 1日 (日曜日)

晴れ男

[ 07.九州・沖縄, 著者:内田一成]

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 某誌の取材で鹿児島へ。

 ちょうど九州南部が梅雨入りし、その洗礼のような集中豪雨が現地入りの午前中で、 地元のディーラーから取材車両をピックアップするまで降り続いた。

 で、ハンドルを握って走り出すとピタリと雨は止んで、それから天気は急速に回復して、翌日バイクを戻すまでは、 曇り時々雨の予報が見事な夏空。じつをいうと、この10年くらい、ほぼ無敵の晴れ男を続けているのだ(笑)。

 今回は、旅のガイド役として、地元姶良町のシーカヤックメーカー「ランドアート」の安藤氏がサポートしてくれて、 地元のビュースポットを効率よく巡ることができた。

 霧島ではちょうどミヤマキリシマがピークで、山は艶やかに色づき、その麓のこじんまりした旅館で湯を堪能した。

 今回、せっかくシーカヤックの試乗艇がたくさんあるというのに、一度も海に浮かぶことができなかったのが残念だったが、 帰り間際には桜島が別れの挨拶をするかのように連発で噴火して、鹿児島のダイナミックな自然を文字通り堪能させてもらった。

 今回、シーカヤックはできなかったけれど、来月には奄美の宝石のような海で、命の洗濯をしてくる予定だ。

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2008年5月25日 (日曜日)

今年初のシーカヤックへ!!

[ 07.九州・沖縄, f.出会い, z.その他, 著者:内田一成]

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 去年の11月に神奈川の葉山で漕いで以来、久しぶりのシーカヤックに行ってくる。

 今回は、鹿児島の姶良町でオリジナルシーカヤック「アイラ」や「ナノック」を制作販売しているランドアートの安藤氏がガイド役を買って出てくれて、 南国鹿児島の風光明媚なスポットを巡ることになっている。

 じつはこれ、明日発売の"Goggle誌"から連載が始まる『二輪 花鳥風月 --DN01で味わうニッポンの深層風景』 取材の第2弾。

 日本列島には、大陸から朝鮮半島を経由してきた民族移動のルートがあり、さらに北からサハリン、北海道と渡ってきたもの、そして、 遠くポリネシアから北上してきた海上ルートがある。そんなことやら、鹿児島独自の「桜島文化」というか、薩摩隼人の精神というか、 そんなことなどなどをDN-01とシーカヤックという、陸と海の違いはあるけれど、 パーソナルなクルージングギアを使って風や光を浴びながら、つらつらと考えようと思っている。

 じつは、Goggle誌の本多編集長は大のシーカヤックファンなのだが、そのきっかけとなったのは、ぼくが誘った四国で行われた 「シーカヤックミーティング」だった。

 その後彼は、一気にのめり込んで、ランドアートの「アイラ」艇を手に入れて、主に湘南の海を回遊するようになった。 火付け役のぼくのほうは、自艇はなく、いつもレンタル艇でプカプカと浮いているだけなのだが、今回は、久しぶりに本多氏と、 彼の愛艇の故郷の海で一緒に漂うのを楽しみにしている。シーカヤック仲間の安藤氏とも久しぶりの再会が楽しみだ。

 じつは、ツーリングマップルマガジンで同じようなことを考えていたのだが、それは果たせず、図らずも、別な形でできることとなった。  

 今回はDN-01絡みだけれど、7月には奄美で無人島を巡る長期ツアーを楽しもうと思っている。

 冬のフィールドが今ひとつ楽しめなかった分、夏のマリンスポーツを満喫するのだ!(笑)

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2008年5月18日 (日曜日)

伝統のライディングウェア完全復活--Belstaff

[ k.グッズインプレッション, 著者:内田一成]

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 Belstaffといえば、イギリスを代表するモーターサイクルウェアのブランドだったが、 イタリアのファッションメーカーに買収され、長らく、モーターサイクルウェアとしての新しい展開は図られずにきた。

 ところが、今年から"Pure Motorcycle"ラインとして、 本格的な機能を持ったライディングウェアが完全復活を遂げることになった。

 俳優のユアン・マクレガーとチャーリー・ブアマンがBMWR1150GSADVを駆ってユーラシア大陸と北米を横断する"Long way round"は、久々のモーターサイクルアドベンチャードキュメンタリーとして、世界中で大反響を巻き起こしたが、 その第2弾"Long way down"では、ヨーロッパからアフリカ大陸を縦断した。その模様も、 ヨーロッパではすでにBBCが放送して大きな反響を呼んだ。

 その第2弾のアドベンチャーを全面的にサポートして、過酷な環境から彼らの身体を守ったのがBelstaff Pure Motorcycle コレクションのウェアだ。

 届いたばかりのカタログを見ると、トライアルジャケットをベースとするオーソドックスなモデルから、ロードモデルに至るまで、 60以上のアイテムが掲載されている。レディスも充実していて、これは、落ち着いたヨーロッパブランドのライディングウェアとして、 日本でブレイクしそうだ。

 カタログには、随所に二人のアフリカでのスナップも載せられていて、思わず旅心をくすぐられてしまう。 今回彼らが使ったBMWR1200GSADVは、まさにぼくの愛車。今年のツーリングマップルの実走取材は、Belstaffを着て、 愛車で走りまくろうと思っている。

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2008年5月11日 (日曜日)

宮沢賢治に会いに……

[ 02.東北, f.出会い, 著者:内田一成]

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 GWは、宮沢賢治の足跡を訪ねる旅をしてきた。

 あの「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ……」という詩が、37歳でこの世を去った賢治の最後の詩であり、それも、 彼の死後に発見されたものであることを知った。

 そして、農業振興に力を注いだ晩年の賢治は、自分の理想になかなか近づくことができず、 自らのあり方にも疑問を抱いていたことを知った。

 花巻をはじめ、彼の縁の場所には、あの有名なマント姿で俯きながら歩む賢治の姿がオブジェとして展示されているが、 そんな賢治の晩年のことを思うと、そのオブジェの姿がなんとなくもの悲しく思える。

 賢治は詩作や童話作品の他に、絵画も残している。そんな絵画の中で、昔から、『日輪と山』という作品が好きだった。時々、 一人で夜の山に登り、自らの内にあるものを見つめていたという賢治は、それを現実の風景とも幻想ともとらえられるような景色として描いた。

 自らが自らを高めていき、その凝縮された頂点を目指すかのように、急な傾斜で立ち上がる山と、それにかかる日輪。 熱心な仏教徒でもあった彼は、そこに自己実現と信仰との融合を見たのかもしれない。

 花巻を後にした後、遠野を訪れた。

 遠野物語の語り手である佐々木喜善がエスペラント語の学習に熱心だったことを知った。エスペラント語といえば、 賢治もエスペラント語に傾倒して、イーハトーボをはじめ様々な地名をエスペラント風にしたことで知られるが、じつは、 晩年の二人は交流があったのだという。

 歳は佐々木喜善のほうが10歳上だが、亡くなったのは奇しくも賢治と8日違いだったという。

 賢治は地元岩手の自然や歴史からユニークな童話を発想し、喜善は、丹念に昔話を掘り起こして、 地元の自然や歴史に再び光を与えていった。

 新緑が眩しい山々を抜け、色とりどりの花に迎えられて、北上山地独特の伸びやかな草原で瑞々しい風に吹かれ、 賢治と同時代に遊んだような不思議な旅の時間だった。

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2008年5月 4日 (日曜日)

飛ぶ鳥後を濁さず……

[ z.その他, 著者:内田一成]

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 ツーリングマップルマガジン第3号の自分のパートをようやく終えた。

 北海道特集のこの号は、盛岡でツーリングマップル北海道担当の小原信好さんと綿密な打ち合わせをして、 彼の秘蔵ライブラリーの中からとっておきの写真をアートディレクターの大熊さんともどもセレクトし、 さらに小原さんの長年の北海道体験を元にしたストーリーも完成させて、自分としては、最高の仕事ができたと自負している。

 他に、アイヌ文化の復興に尽力された萱野茂さんの詳伝ともいえる写文集の書評も書き、様々な点で、 自分自身の北海道に対する思い入れを一つの形にできたと思う。

 といったわけで、これで一区切りつけるのに、ちょうどいい頃合かとも思っている。「飛ぶ鳥後を濁さず」といった形で、 けじめをつけられ、また、別なところで、別な形で、ツーリングや旅についてのぼくなりの想いを形にできたらと思っている。

 小原さんとは、写真紀行という形で、ぼくが長年温めてきた、ある人物を追いかける旅を発表したいと思っていた。 「ツーリングマップルマガジン」という形では、それはかなわなくなってしまったが、別な媒体、別な形で、これは実現したいと思う。

 ツーリングマップルマガジン第3号の発売と同時に発売される『GOGGLE』誌では、写真家のZIGEN氏とのコラボレートで、 DN-01を駆って日本の心象風景を辿る連載がスタートする。

 『花鳥風月』……地平の向こうで開いた花や、そこに登った月、それらの雰囲気を運んでくる鳥や風……そういった、 目に見える風景の向こう側にある気配や淡いを感じられるもの。それがバイクだとぼくは思っている。

 ZIGEN氏の写真は、まさにそんな気配や淡いを顕示的な風景の中に捕らえている。それをさらにぼくは文章で引き出す。 じつに気持ちのいいコラボレーションがそこに生まれている。

 雑誌というメディアでお目にかかるのは、そんなGOGGLE誌だけとなってしまうが、これはぜひ、 手にとって眺めてみていただきたい。

 ひとまず、ツーリングマップルマガジンという媒体で精一杯、自分を表現できたことに満足して、しばし、 賢治さんにでも会いに行ってみようと思っている。

2008年4月27日 (日曜日)

カッコイイ大人のライダーになれたか……

[ f.出会い, 著者:内田一成]

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 一昨日、「ツーリングマップルマガジン」の第二号『湯をめぐる冒険』が発売されたばかりだというのに、 三号の編集作業が佳境を迎えている。

 ゴールデンウィークを控えた前倒し進行ということもあるが、マンスリーというサイクルが、 いかにめまぐるしいものかということを痛感している。

 と、まあ、それはさておき、今回の特集では、北海道担当の小原信好さんが取材で出会った心象風景を元に、 彼の写真と合わせたストーリーを展開している。

 そんな中で、稚内へ向かうというあるこだわりを持った大人のライダーの話が出てくるのだが、それを小原さんから聞かされたとき、 自分にも、同じような出会いがあったなと、記憶を呼び覚まされた。

 あれはまだ、ぼくが免許取り立ててで、スズキのハスラー125で、 まだダートの多い北関東の田舎道をあちこち走り回っているときだった。

 ある朝、茨城と福島の県境に跨る八溝山へハスラーで登り、霞がたなびく谷のほうを眺めていると、 その霞の中から初めて聴くエンジン音が響いてきた。

 しばらくその方向を見ていると、霞の中から、黒ずくめのレザースーツを着て、見たことのないバイクに跨ったライダーが現れた。

 彼は、ぼくの姿を認めると、すぐ傍らまで、その図太い排気音をあげるバイクを寄せて止めた。そして、 革の耳当てのついたハーフヘルメットを脱いだ。

 もうだいぶ白髪で、50代半ばくらいに見えた。

 その人は、エンジンを止めると、「一人でツーリングかい?」と、ぼくに聞いた。

「はい」と答えると、「バイクは、一人で乗るのがいいよ。余計なことを何も考えず、風を感じることで、自分の内面が呼び覚まされて、 自分という人間がよくわかるからね」と、にこやかに言った。

 そして、タバコを一服すると、「気をつけてな」と一言だけ残して、来た道を去っていった。

 なんでもない一瞬だったが、その瞬間のことは、いまだにはっきりと思い出せるほど、明確に脳裏に焼きついている。

 そして、あのとき出会った大人のライダーをぼくは目標としてきたつもりだったのだが……。

 ライダーとしての目標というよりも、あの全てを達観したようなライダーの佇まいが、自分にとって理想の「大人」 に思えたのかもしれない。

 そんな目標が常に胸のうちにありながら、とても、あんな落ち着いた……達観したライダーには、いまだ程遠い。

 最近、とても落胆する事件があって、二輪の仕事に絡んでいることが心底嫌になりかけていた。しかし、どんな世界でも同じことで、 ろくでもない奴は必ずいるし、正論や誠意が必ずしも通るものではない。誰しも、最後には自己保身を図るもので、それを責めることはできない… …。

 小原さんの記事を何度も読み返していて、ほとほと嫌になりかけた二輪に関わることが、あの理想の大人のライダーのことを思い出せば、 「あそこまで到達できなくても、こんな未熟なままで終わらせてはいけない、もっと頑張っていかなければ」と思い知らされた。

 やっぱり、バイクというのは、素晴らしい乗り物だと思う。

 ぼくは、思春期の頃から山とバイクにのめりこみ、その世界で、自分で判断して先へ進んでいくというということを学んだ。

 たまたまバイクがらみの仕事でろくでもない人間に翻弄されたり、つまらない事態に意気消沈させられたりしても、それは、 バイクが悪いからではない。

 まだもう少し、カッコイイ大人のライダーになるために、バイクに乗っていようと思い直した……。

2008年4月20日 (日曜日)

BMWR1200RT

[ j.バイクインプレッション, 著者:内田一成]

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 久しぶりに、大型の本格ツアラーで二泊三日のツーリングを楽しんできた。

 一日目と二日目は北軽井沢でキャンプ&ツリーイング。三日目は北アルプスを望む日本100名山の一つ雨飾山でスノートレッキング。

 キャンプのほうは、現地のキャンプサイトにすべて用意されている『リッチキャンプ』で、  モデルの女の子と軽々高速をタンデム。一人でもタンデムでも、バランスや操縦感覚が変わらないのは、さすがRT。

 ぼくは普段はオフロードライクなGSアドベンチャーに乗っているが、 外見はRTのほうがフルカウルでボリュームはあるように見えても、跨って走り出すと、こちらのほうが一回りくらいコンパクトに感じられる。

 コーナーもRTのほうがクイックだし、ぼくが乗っているGSアドベンチャーに比べると、パニアケースの張り出しも少なくて、 すり抜け時にも、気を使わずに済む。

 こういうと、奇異に感じるかも知れないが、RTはシティコミューターとしてもかなり使い勝手が良さそうだ。取り回しは、 我見から受ける印象とは全く違って軽く、GSにも言えることだが、最小回転半径は小さく、例えば、国産のビッグロードバイクと比べると、 ずっと小回りが効く。

 三日間をRTと過ごすうち、日常使いのバイクとして欲しくなってしまった。

2008年4月13日 (日曜日)

セキュリティロック付トップケース

[ k.グッズインプレッション, 著者:内田一成]

 GWももうすぐ。本格的なツーリングシーズンの開幕に向けて準備を始めている人も多いだろう。

 この数年は、パニアケースやトップケースを装備した本格的なツアラーで旅をするライダーをよく見かけるようになったが、 荷物を手軽に収納できて、ロックもできるこうしたハードケースを装備していれば、 バイクを離れても安心して旅先で散策やアクティビティを楽しめてお勧めだ。

 こうしたケースのメーカーはヨーロッパを中心にいくつかあるが、もうすぐ登場するケースは、 そのヨーロッパメーカーのOEMを長年手がけてきた中国のメーカーがオリジナルブランドを立ち上げたもの。

 まだ正式名は明らかにできないけれど、このケースはヨーロッパ製品と比べても作りやデザインで遜色はない…… OEMメーカーなのだから当たり前といえば当たり前だが……汎用のフィッティングパーツでどんなバイクにも取り付けられるのが特徴だ。

 また、このケースはリモコンロックとそれに連動したセキュリティアラームを備えているのが最大の特徴。このケースを装備すれば、 バイク本体にアラームがなくても、振動を感知する高性能アラームが装備できるというわけだ……ケースを外してしまえば、 その機能は使えなくなってしまうわけだが、それも、インナーケースを利用すればいい。

 この夏の本格ツーリングシーズン前にはリリースされる予定のこのケース、来月には、 詳細なインプレッションをお届けできると思うので、お楽しみに!!

2008年4月 6日 (日曜日)

オンザロード

[ z.その他, 著者:内田一成]

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「ロッキングチェアトラベル」を楽しめる本は数々あるけれど、一度読み出したら止まらずに、大部な長編を一気に読み終えてしまう本は、 そう多くない。

 去年、作家の池澤夏樹氏が個人選として刊行し始めた河出書房新社の世界文学全集の第一巻、ジャック・ケルアックの『オンザロード』 は、そんな本の一つだ。

 ずっと『路上』という邦題で出版されていたが、あらたに青山南氏の訳で、現代風に読みやすくなり、注釈もわかりやすくなって、 このロードノベルの舞台となった第二次大戦後から50年代にかけてのアメリカの世相がリアルに感じられる。

 大きな戦争で勝利して、その後の大量消費時代に繋がるアメリカの『明』に対して、ビートジェネレーションの『影』の部分。

 読んでいると、それが50年も前の物語ではなく、社会格差が広がって、若者の意欲が殺がれている、 今の日本の物語のように思えてくる。

 それにしても、最近、この手のロードノベルに魂を揺さぶられるのは、自分が、気ままな旅から、 大きく遠ざかってしまったせいだろうか……。

2008年3月30日 (日曜日)

東京モーターサイクルショー

[ f.出会い, 著者:内田一成]

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 28日から30日まで、ビッグサイトで、東京モーターサイクルショーが開催された。昭文社では、この25日から発売となった 「ツーリングマップルマガジン」のお披露目も兼ねて、出版社としては異例のブースを出展。メインゲートを入ってすぐという立地もあって、 たくさんの人に覗いていただいた。

 ぼくは、ここで、29日の平忠彦さんのトークショーの司会と、 30日のツーリングマップル北海道担当小原信好さんとの対談を担当させていただいた。

 平さんは、レーサーとしての現役を引退されてからツーリングに目覚め、 中華鍋をRTに積んで北海道へキャンプツーリングされるのが夏の定例となったが、じつは、 そのきっかけはツーリングマップル北海道版のモデルとしての仕事がきっかけだった。

 その取材の際の裏話や、今もっとも力を入れているライディングマナーについてのお話しを熱心にしてくださった。

 30日の小原さんとの対談では、ツーリングマップル取材の裏話を披露。じつは、ツーリングライダーの憧れの地である北海道の担当を、 他のエリア担当者が虎視眈々と狙っている話、それから、北海道の心霊スポットの話などで盛り上がった。

 今回の東京モーターサイクルショーは、三日間で延べ10万人近い人が訪れ、 1万部用意したツーリングマップルマガジンの抜き刷りサンプルも三日目の午後早くには在庫がなくなってしまった。

 とくにツーリング関連の展示には人気が集まったようで、これからのツーリングマップルマガジンの企画に、 より一層意欲が増すとともに、みなさんの期待に応えるために、一層努力しなければと、決意を新たにした。

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2008年3月23日 (日曜日)

御来光の道

[ z.その他, 著者:内田一成]

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 東は、外房の上総一ノ宮玉前神社から、西の出雲大社まで、東西に一直線に本州を横断する道がある。「道」といっても、 ここは人が通る道ではなく、太陽の光が一直線に貫いていく道だ。

 「御来光の道」と呼ばれるこの太陽のルートは、一年に二度、春分と秋分の二日間だけ開かれる聖なる道だ。

 東を向いた玉前神社の参道の彼方、太平洋から差し込んできた光が、西へと向かい、 房総半島を横断して東京湾のアクアラインとほぼ並行して鎌倉の朝比奈切通しを抜け、寒川神社へ達する。

 そして、富士山頂を通り、その西にある日蓮宗の聖山である七面山へ。七面山山頂には敬慎院と呼ばれる奥の院があり、 御来光の道を辿ってきた光は富士山頂のちょうど真ん中から顔を出し、この敬慎院の奥に安置されている七面天女の像の眉間を照らし出す。

 御来光の道の上には、おびただしい数の聖地が並んでいる。七面山の先の主要な聖地としては、琵琶湖竹生島、大江の元伊勢、 大山の麓にある大神山神社、そして出雲大社がある。

 もう15年以上前から、この御来光の道を繋ぐ旅を続けている。

 GPSにインプットした主要なポイントとルートを辿っていくと、地図上には記されていない庚申塚や地蔵、そして古い古い街道などが、 このルートに乗っていて、昔の人たちが、太陽を神聖視していたことがしみじみとわかる。

 五木寛之の『風の王国』には、かつて、一年の特定の日の光を追って旅をした一団の話が出てくる。御来光の道を辿っていると、 そんな一団が確かに存在したという実感が湧いてくる。

 今回は、初めに出雲大社に向かい、そこから東にルートを辿ってみた。

 詳細は、また別の機会に御紹介しよう。

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■春分の太陽を追いかけて■
■レイラインハンティング■

2008年3月16日 (日曜日)

MOTOREXエンジンオイル

[ 04.中部・北陸, k.グッズインプレッション, 著者:内田一成]

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**手前が、今回試した"BOXER4T"奥のものは、ハーレー用として開発された"LEGEND4T"。 仕様書を見ると、GSにはBOXER4TではなくLEGEND4Tが推奨されていたが、 気温の関係などからBOSER4Tをまず入れてみた**

 このところ、デスクワークやらミーティングのための出張やらと、インドアな仕事に追いまくられていて、 バイクに乗る機会がめっきり少なくなってしまった。

「ツーリングマップルマガジンの企画に関わって、ツーリング三昧だな」などと期待していたのも、皮算用。まぁ、 初号というのはなんでも試行錯誤で多大変なものだから、コンセプトワークや原稿の修正に追いまくられるのもいたし方ないが、2号目からは、 オンシーズンにも差し掛かってくるわけだし、なるべくアウトドアな現場仕事をたくさん入れたいと思っている。

 といったわけで、我が愛車"BMWR1200GSADVENTURE(昨年、今年と二年連続で『ツーリングマップル中部北陸』 を飾っている)"を稼動させようと、駐輪場から久しぶりに引き出したのはいいが、バッテリーが弱ってしまって、 セルモーターを回す元気が残っていない。

 いきなりJAFに電話して……この数年、ポンコツヨーロッパ車(四輪)に乗っていて、何度JAFにお世話になったか。そのせいか、 つい、マシントラブルとなると気軽にコールしてしまう……セルを回すためだけに、サービスに来てもらった。 バッテリー充電器と端子をバッテリーに繋げて、セルスターターで一発始動。ものの数秒。

 後で考えたら、JAFに御足労いただかなくても、クルマのバッテリーからジャンピングすりゃ良かったと、気がついた。

 考えてみたら、こいつを走らせるのは、昨年の11月以来、4ヶ月ぶりだった。10月にマシントラブルに見舞われて、 一通りの整備はしてあるので、快調だが、夏からエンジンオイルは換えてないし、もうすぐ車検にも出さなければならないので、 完調を期してオイル交換をしておくことにした。

 今回チョイスしたのは、BMWの2輪、4輪のチューナーとして有名なAC SCHNITZERとMOTOREXが共同開発した"BOXER4T"というオイル。日本のDAYTONAが輸入販売元となっている。

 BMWのボクサーエンジンは、1200ccという大排気量で2気筒、片側600ccの大きなシリンダーは空冷に頼っている。当然、 エンジン内部のフリクションも大きければ、熱処理も大変なわけで、オイルは過酷な条件にさらされている。

 MOTOREXでは、10w-40のBOXER4Tは、GSを除くボクサーエンジンと規定している。ぼくのバイクはGSだから、 その規定に従えば、同じビッグツインエンジン用でも20w-50の"LEGED4T"が適正とのことだが、まだまだ外気温も低く、 オイル消費量の多いオフロード走行するようなシチュエーションも少ないので、柔らかいBOXER4Tを試してみることにした。

 前回オイル交換したのは、昨年の8月で、それから3000kmあまり走行している。ボクサーツインは、 けっこうオイルを消費するエンジンで、この間に、1ℓあまり足している。それでも、古いオイルを抜くとけっこう汚れていた。

 BOXER4Tは、レーシングオイルでよく見る薄いオリーブグリーンで、視覚的にも、高性能オイルという印象を受ける(笑)。

 オイルを入れ替えてまず感じたのは、始動性の良さといかにもフリクションの少ない滑らかなアイドリング回転。もちろん、 先に抜いたオイルはだいぶ劣化していたから、単に新しいオイルというだけでもこのあたりのフィーリングは同様な変化をみせるはずだが、 印象としては、前回、純正オイルを入れ替えたときよりも、振動が少なく、フリクションは押えられているように感じた。

 乗り出してみると、その差はけっこうはっきりしていて、例えば、 極低速でクラッチを切らずにそのまま走っているとノッキング気味になるはずのところが、多少の上り坂に差し掛かっても、 ほとんどストレスなく、歩くような速度で、そのまま静々と進んでいってしまう。

 さらに中速域でもビッグツイン独特の振動はほとんどなく、高速域での伸びや、 ピックアップも明らかにストレスなくシャープになっていた。

 入れ替えてから、100kmあまり走行したが、 オンボードコンピュータの燃料消費率はそれまでの16.9km/ℓから17.2km/ℓに向上した。今まで、新しいオイルに交換しても、 都内を走行していて17km/ℓを越えることは滅多になかったから、これは、 このオイルがエンジンのフリクションロスをかなり軽減している証明といっていいだろう。

 しばらくこのオイルで走って、フィーリングを確かめ、初夏になったら20w-50のLEGEND4Tをテストしようと思っている。

■協力■
 DAYTONA

 

2008年3月 9日 (日曜日)

気になるバイク

[ z.その他, 著者:内田一成]

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 ちょっと前のこのコラムで、気になるバイクとしてBIANCHを紹介したけれど、 じつは、国産メーカーで、ちょっと気になっているバイクがある。

 ……バイクといっても、発動機を股の下にぶら下げたモーターサイクルではなくて、自力で前に進む本来の意味の「バイク」のほう。

 「タイレル」というと、40代以上のモータースポーツに感心のあった人は、6輪のF1マシン「タイレルフォード」 を思い出すかもしれないが(後にコンストラクターは、「ティレル」という本来の発音に近い呼び方をされるようになったが)、 こちらのタイレルは、映画「ブレードランナー」のタイレル社から発想を得て、それをブランド名にしたもの。

 四国は香川のインディペンデントメーカーだけれど、面白いラインナップをどんどん提案してきている。

 先に紹介したBIANCHはちょっと遠出を考えたロードバイクだけれど、タイレルのミニベロ(小径車)は、 ふだん街乗りで使うのに良さそうだ。

 先日、ぼくが雑誌連載のインタビュアーを務めているとある売れっ子スタイリストのI氏と、 今の東京でもっとも理にかなったシティコミューターってなんだろうね? なんて話をしていて、 モーターサイクルでも駐禁をバンバン切られてしまって、パーキングも少ない今となっては、モーターサイクルは車より遙かに不便だし、 かといって、車を動かすコストを考えたら、この石油値上がりの時代に思い切り反社会的だしねぇ……なんて言っていて、たどり着いた先は、 「やっぱりシティコミューターとして理にかなっているのは自転車だよね」となった。

 隔月毎のモーターサイクルのフィーリングインプレッションのはずが、いつしか自転車談義で盛り上がり、俄然、 シティサイクルの雄ともいえるミニベロが気になりはじめたという次第。

 その上、16年振りにBlogWorldでサイクルナビゲーターを務める丹羽隆志さんと酒を飲んで、 えらい盛り上がってしまい、自分の中で、凄まじい勢いで自転車熱が高まってきてしまった。

 シティサイクルとしては、ずっとBD-1を考えていたのだけれど、どうやらタイレルがそっち方面も開発しているという話があって、 今は、内燃機関を積んだ二輪よりも、自力で走る二輪のほうの情報収集に余念がないのである(笑)

■タイレル
http://www.tyrellbike.com/

2008年3月 2日 (日曜日)

選考漏れ

[ 04.中部・北陸, 著者:内田一成]

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 先日からツーリングマップル2007年版が店頭に並びはじめ、さらにこの10日には、 昨年から刊行された大判のツーリングマップルRも並んで、いよいよ冬眠期間が終わって、 今年のツーリングシーズン開幕の雰囲気が盛り上がってきた。

 今年の中部北陸版の表紙は、静岡側から見た富士山を背景にしたものとなったが、表紙に使う写真を木曽方面にも撮りに行った。

 残念ながら、そちらは天気が今ひとつで、表紙写真の選考からは漏れてしまったが、しっとりとした森の風景というのも、 なかなか日本的でいいのではないかと個人的には思う。

 といったわけで、木曽に取材した写真をいくつか紹介してみよう。

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 毎年、2~3週間にわたる取材で、膨大な数の写真カットを撮るが、それがツーリングマップルの誌面で生かせるのはごくわずか。 こうしてツーリングウェーブでも紹介できるが、やはり、印刷クォリティで、それなりに大きくした写真をみてもらいたいと、常々思ってきた。

 そんな意味でも、埋もれた全国のツーリングフォトが掲載できる「ツーリングマップルマガジン」の創刊は、内輪ながら、 とても楽しみにしている。

(写真 : 盛長幸夫)

2008年2月24日 (日曜日)

ツーリングマップルマガジン

[ z.その他, 著者:内田一成]

一号表紙

 すでに、プレスリリースが流れて、概要が発表されている「ツーリングマップルマガジン」だが、その中味が、 創刊に向けて着々と固まってきた。

 ツーリングマップルはすでにツーリングライダーにとってなくてはならない「バイブル」として定着したが、 年刊のツーリングマップルではフォローしきれない旬の情報を伝えていくこと、そして、 ツーリングシーンそのものをしっかりしたテーマ性を持ってリードしていくことを主眼に、今、内容のブラッシュアップを進めている。

 今までにないツーリング雑誌、バイクライフ誌として、充実した内容になることは請け合いだ。

 創刊まで秒読みとなったツーリングマップルマガジンに、御期待あれ!!

2008年2月17日 (日曜日)

スモールバイク

[ j.バイクインプレッション, j.バイクインプレッション, 著者:内田一成, 著者:内田一成]

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