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2008年8月 4日 (月曜日)

豪雨の思い出

[ 03.関東・甲信越, d.道, z.その他, 著者:滝野沢優子]

 梅雨明けしたというのに、雨続きの毎日で各地で豪雨による水の事故が相次いでいます。そうしたニュースを聞くたびに、私は10年前のできごとを思い出してしまいます。

 10年前、1998年の8月末、当時私が住んでいた那須高原一帯が豪雨に見舞われました。1週間ほど降り続いた雨の総雨量は1200mm、那珂川に架かる国道4号線の橋も流され、那須地域は東京方面へのアクセスが途絶えて陸の孤島と化していました。

 そんな状況が数日続き、満足に外出もできない中で迎えた8月27日。朝から停電で、電話も通じなければTVもラジオのニュースもまったく見られず、ただ激しい雨だけが降り続いていました。

 その日は忘れもしない、我が夫の30歳の誕生日でした。せっかくの記念日だし、何かごちそうでも買いに行こうかと思ったところで、山の中にある我が家から最寄のスーパーまでは10キロ以上もあるので、歩いては行けません。公共交通手段もないド田舎だったので、自分の車かバイクで行くしかないのですが、さすがに躊躇していたところ、すぐ近くの職場から我が夫がご帰還。好物の刺身どころか酒も底をつきかけているのを知り、

「俺の誕生日に刺身もないのか~!」

と言い出し、なんとか買出しに行こうということになったのです。とはいえ、外は大雨。やっと見られるようになったTVのニュースでは、あちこちで洪水被害の画像が映し出されていました。それがすぐ近所だったのでさすがに驚いたけれど、それでも買い物に行くのをやめなかったのは、若気の至りだったか、刺身に対する我が夫の執念だったか、はたまた洪水の現場を見たかったという好奇心だったのか。

「車はマズイ。オフロードバイクなら車高もあるし、まだ安全だろう」

と、バイク2台で出かけたのでしたが、それが甘い考えだったのを知ったのは帰り道のことでした。行きにはまだ問題なく通れた国道4号へと続く4キロほどの道が、帰りには激流となっていたのでした。水かさが膝下くらいのところまでは、それでもなんとかバイクで進めたものの、水位が膝上にまでなると、さすがに無理で降りてバイクを押しながら進んで行ったのですが、登り坂を激流に逆らって進むにはセローはパワー不足だったのと、横からの鉄砲水にハンドルを取られて転倒したあとは、 あっという間にバイクもろとも流され、激流と化した県道の坂道を転がり落ちていたのでした。水位は膝上しかないのに、まったく抵抗できないままゴロゴロと転がるしかない我が身。こんなに浅いところでも立ち上がるどころか水から出て息をすることもできず、

「このまま溺れ死んじゃうかも」

と頭の片隅で思いました。そのうちどこかの窪みにはまって止まり、九死に一生を得たのでした(ちょっと誇張気味?)が、 人間って案外簡単に死んでしまうことを身をもって体験しました。あのまますぐ横の川まで流されていれば、どうなっていたことか。とにかく、このときはバイクの心配よりも自分を守るだけで精一杯でした。

 その後は、まだ転倒していない我が夫のバイクを2人で押して小高い場所まで避難させ、激流の中を手に手を取って2キロあまりの帰路をずぶぬれになりながら歩いて命からがら家まで戻ったのでしたが、散々な記念日となりました。それでも背中のザックに入れていた刺身や唐揚げのごちそうは流されることなく死守し、なんとか誕生日の宴を開催できたのでしたが、2人とも終始ボー然。バイクも心配でしたが、それ以上に命が助かったよかった~、と本気で思ったのでした。

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**豪雨の中、命からがら家にたどり着き、宴会をしているところ。 ボー然としています**

 流されたバイクは翌日、雨が上がってから探しに行きました。
 前夜、激流になっていた県道はすっかり水が引き、いつものアスファルト路面になっていて、バイクはアスファルトの窪みにすっぽりとはまっていました。川に流されたら発見できなかったところでしたが、よかったなあ、と思ったのもこのときだけで、結局1万キロも走っていなかった新車同様のセローはよみがえることはなく、短い命を終えたのでした

 あれ以来、大雨が降るたびに流された記憶がよみがえり、「大雨のときはバイクに乗らない」と心に誓っております。みなさんも雨を甘くみることなく、十分に気を付けてくださいね。

2008年8月 1日 (金曜日)

東北四端紀行 北端編(その4)

[ 02.東北, a.風景, b.温泉, d.道, 著者:賀曽利隆]

 

 

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(左)龍飛漁港
(右)龍飛行崎から龍飛を見下ろす

「本州の袋小路」の龍飛からは、スズキDR-Z400Sを走らせ、自動車道で龍飛崎の台地上に登っていく。そこから龍飛の集落、龍飛漁港を見下ろした。

岬は高さ100メートルほどの断崖となって落ちている。目の前の帯島が龍飛を護る天然の防波堤の役目を果たしている。龍飛はまさに帯島のおかげであるようなものだ。もしこの小さな岩山がなかったら、きっと無人の荒野だったことだろう。

さー、岬めぐりだ。
龍飛崎ではまず、龍飛崎温泉「ホテル竜飛」(入浴料500円)の湯に入る。大浴場の湯につかりながら津軽海峡を眺め、対岸の北海道最南端の白神岬を眺めた。「絶景湯」。龍飛崎から白神岬までは19キロでしかない。

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龍飛崎温泉

龍飛崎温泉の湯から上がると、「津軽海峡冬景色」の歌謡碑前でDRを停める。

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「津軽海峡冬景色」の歌謡碑

「ごらんあれが 竜飛岬
北のはずれと
見知らぬ人が 指をさす…」

そんな歌詞の彫り刻まれれた歌謡碑の赤いボタンを押すと、石川さゆりの歌声が聞こえてくる。

次に「階段国道」を登り下りした。いや、正確にいうと岬上から下り、また登った。
そして龍飛崎の突端へ。土産物店の並ぶ駐車場にDRを停め、白い灯台前から岬の要塞跡へ。

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(左)龍飛崎の「階段国道」
(右)「階段国道」を下っていく

津軽半島最北端(北緯41度15分22秒)の龍飛崎は昔も今も北方警備の要衝の地。 弘前藩は文化5年(1808年)、この地に台場を築き、狼煙台と砲台を設置した。
明治以降は旧日本海軍の監視所。現在もここには海上自衛隊のレーダー基地がある。
龍飛崎は「風の岬」で知られているが、周辺の丘陵地帯には何基もの風力発電の風車が見られた。

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(左)龍飛崎の灯台
(右)龍飛崎の突端

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(左)龍泊ラインを行く
(右)龍泊ラインから権現崎を眺める

龍飛崎からは国道339号の「龍泊ライン」を行く。絶好のワインディングルート。拡幅されてからは一段と走りやすくなった。その途中には龍飛崎を一望する「眺瞰台」。津軽海峡の水平線上には北海道が霞んで見える。
「眺瞰台」からは一気の下り。海岸に出ると、日本海の海岸線を一望。日本海の名岬、権現崎がひときわ目立って見える。

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(左)漁をする小舟
(右)竜泊温泉

527 雄乃湯温泉

竜泊温泉「青岩荘」(入浴料400円)の湯に入り、イカ漁の小泊漁港に立ち寄り、雄乃湯温泉「雄乃湯」(入浴料390円)に入る。浴室からは日本海の海岸線を眺める。その向こうに岩木山。まるで海に浮かぶ大島のように見えた。

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(左)小泊漁港
(右)小泊漁港のイカ釣り船

 十三湖では「シジミラーメン」を食べ、鯵ヶ沢では「焼イカ」を食べる。
鯵ヶ沢からは国道101号で日本海を南下。

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(左)十三湖の「岩亮」
(右)「岩亮」でシジミラーメンを食べる

 北金ヶ沢の「日本一の大イチョウ」や名所「千畳敷」に立ち寄り、深浦では「円覚寺」に参拝したあと「歴史民俗資料館」を見学する。北前船や古伊万里の展示。そして「黄金崎不老ふ死温泉」(入浴料600円)の露天風呂に入り、青森・秋田県境の須郷岬に立った。「白神山地、ここに尽きる!」といったところで、白神山地の先端が海に落ちている。

 

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(左)これが「千畳敷」
(中)北金ヶ沢の「日本一の大イチョウ」
(右)深浦の円覚寺に参拝

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(左)深浦の「歴史民俗資料館」を見学
(中)黄金崎不老ふ死温泉の露天風呂に入る
(右)下前のシーサイドライン

576 青森・秋田県境の須郷岬

秋田県に入り、さらに国道101号を南下。
八森いさりび温泉「ハタハタ館」(入浴料400円)の湯に入り、湯あがりにはハタハタの飯ずし「ハタハタずし」を食べた。

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(左)八森いさりび温泉の露天風呂
(右)八森いさりび温泉で食べた「ハタハタずし」

 最後は能代。米代川の河口にDRを停め、日本海に落ちていく夕日を眺める。大きな夕日はスーッと海に落ちていく。紫色に霞む白神山地の山々が海越しに見えた。
能代からは秋田道経由で東北道へ。東京へと夜の高速道を走りつづけた。

596 夕日が日本海に落ちていく!



2008年7月25日 (金曜日)

東北四端紀行 北端編(その3)

[ 02.東北, a.風景, b.温泉, d.道, g.林道・ダート, 著者:賀曽利隆]

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青森駅前

東北のもうひとつの北端、津軽半島へ。出発点は青森駅前だ。
まずは青森港の岸壁にスズキDR-Z400Sを停め、青函連絡船として活躍した「八甲田丸」を見る。そのあと青森ベイブリッジを渡って国道280号の旧道で津軽半島に入っていった。

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青森港

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青森ベイブリッジ

津軽半島でも下北半島と同じように温泉をめぐった。

第1湯目はよもぎ温泉(入浴料350円)。日帰り湯「よもぎ温泉」の湯に入る。
第2湯目は平舘不老不死温泉(入浴料400円)。大浴場の内風呂の湯につかる。ここはなつかしの温泉宿だ。泊まったこともあるし、函館から夜中のフェリーに乗って夜明けに青森港に到着すると、ここで朝湯に入り、朝食をつくってもらって津軽半島をまわったこともある。平舘不老不死温泉は津軽半島探訪のいい拠点になる。

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(左)よもぎ温泉
(右)平舘不老不死温泉

平舘は見所豊富。松前街道(奥州街道&羽州街道のその先)の松並木を走り抜けたところには灯台がある。そのわきには大きな霧笛。平舘海峡の砂浜に立つと、対岸の下北半島の山々が大きく見える。平舘海水浴場の砂浜が広がり、海岸の松林内には江戸末期の海岸防備の台場が残っている。

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(左)松前街道の松並木
(中)平舘灯台
(右)下北半島の山々

平舘を過ぎるとじきに海は広がり、津軽海峡になる。ここでは3岬の「岬めぐり」。まずは弁天崎。岬の突端には赤い祠。弁天がまつられている。ここには、その昔、顔料として使われた赤根沢の赤岩がある。

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弁天崎

次が高野崎。ここは「絶景岬」だ。
津軽海峡の対岸には北海道最南端の白神岬を望む。右手には本州最北端の大間崎、左手には津軽半島最北端の龍飛崎。これらの3岬を同時に見られるのは高野崎だけだ。岬の突端には赤白2色に塗り分けられた灯台が建ち、そこからは岩礁地帯に下り、潮騒橋、渚橋の赤い太鼓橋を渡って岩礁の先端まで行ける。岬はキャンプ場(テント1張500円)になっていて、無料の展望所内には食堂もある。

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(左)潮騒橋と渚橋
(右)紅白の高野崎灯台

3番目は鋳釜崎。ここは立ち寄る人も少なく、東屋風休憩所ではゆったりした岬での時間を過ごせるし、津軽海峡の潮の香をかぎながら園地の草地で寝ころぶ気分は最高!
県道14号との分岐点あたりが今別だ。この県道14号は蟹田、青森方面への近道になっている。

今別から三厩まではバイパスで2車線の快走路。その途中には、津軽半島のツーリングのたびに入っていたつがる浜名温泉があるが、残念ながら平成14年9月9日に閉鎖…。三厩は心に残るところだ。

まずはJR津軽線の終着駅、三厩駅に行く。終着駅というのはそそられる…。
次に三厩港へ。ここが松前街道の終点。つまり奥州街道、羽州街道の終点でもある。陸路はここで尽き、海路で蝦夷へ。松前藩の城下町、松前へ。それが昔の交通路だった。

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三厩駅

三厩港を見下ろす高台には義経をまつる義経寺がある。ここは「義経・弁慶」の北行伝説の地。義経・弁慶の主従は奥州・平泉の地で死んだのではなく、そのまま北へ、東北からさらに北海道へ逃げ落ちたという北行伝説がいまだに信じられ、伝わっている。

三厩からは津軽半島最長林道の増泊林道も走った。ダート17・5キロという本格派林道を途中まで走り、引き返した。

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(左)義経寺
(右)増泊林道

三厩を過ぎると、国道280号は国道339号に変る。国道の1本、山側にはアジサイロードがあるが、アジサイの花が満開だった。

こうして「本州の行き止まり」の龍飛に到着。龍飛漁港の道の行き止まり地点には、太宰治の『津軽』の文学碑が建っている。それには次のような一節が彫り刻まれている。

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「ここは本州の袋小路だ。讀者も銘肌せよ。諸君が北に向かって歩いている時、その路をどこまでも、さかのぼり、さかのぼり行けば、必ずこの外ヶ濱街道に到り、路がいよいよ狭くなり、さらにさかのぼれば、すっぽりとこの鶏小屋に似た不思議な世界に落ち込み、そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである」

ここからは高台上の龍飛崎へと、国道339号の階段国道(日本で唯一!)が通じている。
ぼくが初めて「日本一周」したのは30歳のときで、1978年だった。

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そのときの「龍飛」は太宰治の『津軽』どおりの世界で、ここが行き止まりだった。
国道339号(竜泊ライン)小泊に抜けられるようになったのは、まだ最近のことなのである。

 

 

2008年7月18日 (金曜日)

東北四端紀行 北端編(その2)

[ 02.東北, b.温泉, c.食べる, d.道, g.林道・ダート, 著者:賀曽利隆]

下北半島の中心、むつ市の田名部に近い斗南温泉でひと晩泊まり、東北最北端の地、大間崎へ。スズキDR-Z400Sを走らせ、国道279号を行く。その間では何湯もの温泉をめぐった。

第1湯目は国道279号沿いの石神温泉(入浴料390円)。かなり塩分の濃い黄土色をした湯。浴室からは恐山がよく見える。ここは朝6時から夜10時までと入りやすいし、食事もできる。「下北半島一周」のおすすめポイントだ。

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石神温泉

イカ漁で有名な大畑では、国道279号バイパスを左に折れ、奥薬研温泉へ。往路は林道経由。交差点からすぐにダートに突入する佐藤ヶ平林道に入っていく。山並みの中腹を縫っていくが、見晴らしがあまりよくないのがちょっと残念。路面はそこそこに整備されていて走りやすい。易国間林道とのT字にぶるかると左折し、奥薬研温泉へと下った。ダート18・9キロの走りごたえのある林道だ。

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佐藤ヶ平林道

奥薬研温泉では3湯に入った。
まずは「夫婦かっぱの湯」(入浴料200円)。「修景公園レストハウス」前の広場にはかっぱ像が建っている。ここは男女別の露天風呂。湯につかりながら目の前を流れる薬研渓流を眺める。東北でも屈指の紅葉の名所なので、紅葉の季節だと目の中まで染まりそうな紅葉を目にしながら湯に入れる。だが、新緑、深緑の季節もいい。つづいて「かっぱの湯」。ここは無料湯の混浴露天風呂。目の前の渓流美、森林美を見ながら湯につかる。湯船のふちにはかっぱ像が置かれている。最後は「河原の湯」。ここも無料湯の混浴露天風呂。上下2段の湯船で上段は熱め、下段は温めの湯。これら奥薬研温泉の3湯はどこも自然と一帯になって入れる温泉。復路は県道経由で国道279号に戻った。

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カッパ像

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夫婦かっぱの湯

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(左)かっぱの湯
(右)河原の湯

木野部峠を越えて下風呂温泉へ。ここには「大湯」、「新湯」と2つの共同浴場があるが、そのうち「大湯」(入浴料300円)に入った。木の建物、木の洗い場。白濁の湯には酸味がある。「あつめの湯」と「ぬるめの湯」、2つの湯船。温めの湯でもかなり熱い。下風呂温泉は下北半島では最大の温泉地。津軽海峡の海岸近くの旧道沿いには、何軒もの温泉宿が軒を連ねている。

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(左)木野部峠
(右)下風呂温泉

次は桑畑温泉の日帰り湯「湯ん湯ん♪」(入浴料350円)。国道から左手にほんのわずか登ったところにある。大浴場と露天風呂はともにネズミ色がかった湯の色。露天風呂からは津軽海峡の水平線。水平線上の北海道がはっきり見える。

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桑畑温泉

桑畑温泉の湯から上がると津軽海峡の海を右手にみながら走り、大間崎へ。バイクで切る風の中にヒバの香りが漂う。風雪に強いヒバの木は下北半島の特産。この地方では建築材にふんだんに使われている。

そして本州最北端(東北最北端)の地、北緯41度31分30秒の大間崎に到着。岬の突端には「本州最北端の地碑」が建っている。目の前のクキド瀬戸を隔てて600メートルほど沖合いには弁天島。白黒2色に塗り分けられた灯台が見える。その向こうの津軽海峡の水平線上にははっきりと北海道の山並みが見える。三角形の特徴のある山の姿は函館山だ。目を左に移せば、津軽半島の高野崎から龍飛崎にかけての海岸線を一望する。

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大間崎

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(左)弁天島の大間埼灯台
(右)みやげ物屋

大間崎には何軒もの店が並び、土産物を売っている。本州最北の「かもめ食堂」で名物「大間崎丼(1500円)を食べた。甘辛く煮たイカとホタテが丼飯の上にゴソッとのっている。イカもホタテも丼から落っことそう。ボリューム満点だ。

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(左)最北の食堂
(右)大間崎丼

大間崎を存分に堪能したあと、本州最北の温泉、大間温泉「海峡保養センター」(入浴料370円)の湯に入る。大浴場は改装されて新しくなっている。ほぼ無色透明の湯で塩分が濃い。

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大間温泉

大間からは国道338号を南下。大間原発(建設中)のわきを通り佐井へ。ここでは「津軽海峡文化館アルサス」2階の「海峡ミュージアム」(入館無料)を見学。入口には八幡宮の祭礼の山車が展示されている。港からは名所、仏ヶ浦への観光船が出ている。

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(左)八幡宮の祭礼の山車
(右)津軽海峡文化館アルサス

佐井からさらに国道338号を南下。海にストンと落ちる巨大な願掛岩を眺め、仏ヶ浦は国道沿いの展望台から見下ろした(海岸まで下っていける遊歩道もある)。この国道338号は「海峡ライン」の愛称で知られているが、かつてはけっこうハードなダート国道。それが今では2車線の山岳ハイウェイに変っている。交通量は極少で走りを楽しめる。

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(左)願掛岩
(右)仏ヶ浦を見下ろす

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脇野沢の山々

山地を下ったところで脇野沢温泉「保養センター」(入浴料250円)の湯に入る。がら~んとした館内。浴室には誰もいない。ほぼ無色透明の湯。かなり濃い塩分。ここは素朴さの漂う温泉施設。湯から上がると、脇野沢の海岸に出た。

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(左)脇野沢温泉
(右)湯船

そこからは道の行き止まり地点の北海岬まで行く。牛ノ首岬の沖には鯛島。鯛そっくりの小島。九艘泊漁港まで行き、断崖が海に落ちる北海岬を眺めたあと、そこを最後に青森へ。むつから野辺地に向かう。野辺地に近づいたところで夕暮れ。陸奥湾を赤々と染めて夕日が落ちていく。

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鯛島

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国道279号沿いの「レストラン常夜灯」で名物の「ホタテ丼」(1000円)を食べ、野辺地からは国道4号で青森へ。青森駅前がゴール。駅近くのビジネスホテル「みちのく」で泊まり、翌日、東北のもうひとつの北端の地、津軽半島の龍飛崎に向かった。

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(左)レストラン常夜灯
(右)ホタテ丼

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青森に到着

2008年7月17日 (木曜日)

北海道2008年夏、第一弾取材報告

[ 01.北海道, b.温泉, d.道, h.泊まる, 著者:小原信好]

 「北海道2008春の花紀行」に続き、まずは7月の取材第一弾に行ってきました。

これまでの最新情報は

北海道最新情報

北海道最新情報再び

今年も届きました「とほ」」で。

■ホクレン「セーフィティサマー北海道」キャンペーン実施中(8月31日まで)。

5リットル給油ごとに、スタンプ1コ押印残。スタンプ10コで、グッズに応募。残念ながら、夏の風物詩であったキャンペーンフラッグの無料プレゼント、今年はありません。(お店によっては、昨年2007年のフラッグをくれる所もあります)。応募してゲットできるオリジナルフラッグがあります。当たったら来年、自慢げに荷物にくくりつけて走ろう(笑)。ただし、いくつかのGSでオリジナルフラッグをプレゼントしている情報があります。探してみましょう!

また、「ホンダ販売店」では、安全運転宣言にサインするとホンダのオリジナルフラッグをプレゼントしてくれます。

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■ガソリンは、羅臼町でレギュラー185円、ハイオク195円(7/8現在)でした。もうすぐ200円に突入しそう…。もしかして離島はもう200円オーバー?バイク旅でも節約が大変になってきました。

  訂正情報>

■小樽市街地地図(北海道63B-5)に掲載されている「あじ福」は削除。

帯広市街地で紹介している「中華ちらし あじ福」」(北海道63G-4)と重複しています。

  斜里町ウトロにある、素泊まりの温泉宿「番屋の湯」(北海道50C-2)の宿名を、「番屋の宿」に訂正。二人用バンガロー3棟(ベット、布団)。宿泊料2,500円(一人)。電話0152-24-3858

  ライダーハウス「熊の宿」(北海道50G-1)は閉鎖。

食堂と民宿は営業中。

  ライダーハウス「マックス」(北海道50G-1)は、夏季のみの営業(営業期間未確認)。

  ライダーハウス「知床夢工房」(北海道50F-2)は、営業が確認できませんでした。

  「釧路健康センター」(北海道64D-3)は、利用者減少と、燃料費高騰で、8月28日で閉館が決定。

<交通情報>

■「金八峠」(北海道47G-3)は7/6現在、通行止め。

  カムイワッカ湯の」(北海道50D-1)は、今年度も交通規制中で一般車両は通行できません。

シャトルバスは7月13日よ9月20日まで運行。詳しくはこちらで

  やはり今年も「摩周湖」(北海道70F-4)への交通規制が実施されます。

規制期間は8月25日(月)~9月7日(日)の8:0017:00。摩周湖まではシャトルバスでのアクセスになります。詳しくはこちらで

<追加情報>

■「ロイズチョコふと美工場」(北海道23H-2)。

北海道のお土産で人気のロイズチョコレート発祥の地。小さいですが売店があって、コーヒーの無料試飲コーナーがあります。写真はロイズの駐車場にて。トヨタ2000GTっていうのがシブイ!

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以前に紹介した、北見市の「歩行者優先標識の道」(北海道48G-2)。

今年は、その標識の数を数えてみました。約2kmの直線道路に、80枚の標識がありました。いくら学校があるからといっても、あり過ぎ…。

  ライダーハウス「雑魚寝処」(北海道50F-3)。

以前住んでいた自宅に1986年に熊が入り、冷蔵庫をあさり、お酒まで飲んだというエピソードがある、民宿「熊の入った家」のライダーハウス。お酒を飲んでいるヒグマのモニュメントが目印。

宿泊料1000円。布団付き。コインランドリー有り。民宿と食堂を併設。

宿の前には「二ツ岩キャンプ場」(500円)があって、夏には海を望みながら入浴できる五右衛門風呂も登場。

■標津川温泉「ホテル川畑 ぷるけの館」(北海道44D-5)。

露天風呂有り。コインランドリー有り。入浴料500円。「しべつ海の公園キャンプ場」より徒歩3分。

■美瑛町「青池」(北海道33G-2)。

今まで、ツーリングマップル北海道への掲載を控えてきました。

白金温泉のお湯が川に流れ込み、青色をした美瑛川の水が護岸工事のため、溜池になった通称「青池」。

立ち枯れ田た林とエメラルド色の池という神秘的な景色として、穴場のスポットでした。

以前、「ツーリンBlog」で、紹介はしましたが、護岸工事中という事で、トラックが出入りするので、危険なため、町もインフォメーションセンターでの場所の公開は中止していました。

工事終了後は、池の水を抜いてしまうので、池は消滅する予定でした。

美瑛川河川沿いは町の所有でしたが、国に所有権を譲渡したため、現在は国の管理となっています。国は町の「青池」保存申請に応じてくれたそうで、池の水が残るような護岸をしてくれました。以前よりは水位が低いようですが、「青池」は残りました。

人工池ではありますが、その美しさは素晴らしいです。

現地までは案内板はありません。ネット等で地図がアップされています。

今回、地図で紹介しようと思いましたが、残念ながら道道966号線からの詳しい道が記載されていません。道道からは砂利道と分岐がありますので、下調べしてから、現地にアクセスしてください。

また、付近には「美瑛クレー射撃場」があるので、道から外れて森には絶対に入らないように!

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■次回は、2008年北海道第一弾取材グルメ編を紹介します。